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ライフスタイル・ストーリー(コミュニティ)

多様な年齢層、多様な価値を持つ人々が、共に生き、進化し続けるコミュニティ

朝日に浮かぶ国会議事堂を見ることができる新都市の住宅地「いきいき地域」には、いろんな年齢、職業の人が住んでいます。また住宅様式も戸建てから集合住宅まで多様ですが、それぞれの住宅の間は、細い小道と低木の垣根で区切られている程度で、プライバシィを保ちながらも、この地に住む共同体意識を自然とつちかう工夫がされています。

この地域には、実のなる木や季節の花や野菜を植えるスペースが確保(注1)され、路地には雨水を溜める雨水貯留槽(注2)、歩道には歩行のじゃまにならないように街灯が設置されるなど、環境にも安全にも配慮した、ゆったりしたまちなみです。晴れた日にはご近所が一緒に食事をしたり、地元ワインを飲んだり…。時にはこの地域を見学に来た人たちを庭に呼び入れ、語り合うことさえあるほど、フレンドリィな地域になっています。

一方、地域の中心部には、保育園、幼稚園、学童保育所、お年寄りの溜まり場であるいきいき園、それらをつなぐようにエコセンター(注3)が配置されています。
特に子供たちとお年寄りの行き来はひんぱんです。子供たちがお遊戯を披露したり、おじいちゃん、おばあちゃんが昔話を語り聞かせたり、一緒にお弁当を食べることもしばしばです。みんなのおじいちゃんおばあちゃん、みんなの孫といった関係です。共稼ぎの家庭にとっては子供達を多くの目で見てもらえて安心ですし、またお年寄りにとっては、自分も若い世代同様「現役」という張りにもなります。そして何より子供達の成長にとって、いろんな人と関わることのできるこの場は、生きることの学びの場そのものです。

もちろん、建物は自然素材(注4)をふんだんに使い、水もカスケード利用(段階的な利用)や雨水利用(注2)を、またエネルギーは再生可能エネルギー利用を重視(注5)し、廃棄物処理も5R(注6)が徹底されています。またそれぞれの内部は年齢や身体状況に応じた工夫(例えば、いきいき園の場合はバリアフリーであるが、学童保育所には階段をつくるなど)がされています。

それぞれの施設には専門知識をもった職員がいますが、地域のNPOやボランティアの人々が、生きがいややりがいをもって共に働き、地域で支えるみんなの施設になっています。
エコセンター(注3)にはいろんな人が出入りし、子育てや老人介護といった個人的な問題から、地域の環境や将来のことについて話し合うこともあります。また外国人も多く住んでいるので異文化交流フェスティバルがあったり、時には、ここで結婚式を挙げるカップルもいます。そんな時は、地域の子供からお年寄りまで総出で、大騒ぎです。

世代を越えた知恵の継承、文化・伝統の継承、そして何より人と人とのつながり(循環の輪・和)を作る、そんな貴重なスペースがエコセンター(注3)です。


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