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国会等の移転ホームページ

都市づくり1に関する用語解説

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(注1) ベルリンの国会議事堂
ドイツのベルリン市(PDF形式:56KB)にあるドイツ連邦議会議事堂は、ガラスのドーム状の建物であるが、このドームを通して新鮮な空気が議場を換気し、また鏡効果により太陽光線は拡散され、議場の照明の役割も果たしている、さらに、熱電併給のコージェネレーション・ユニット(CU)が導入され、その燃料として菜種油を用いたり(いわゆるバイオディーゼル)、地下の帯水層蓄熱槽や帯水層蓄冷槽とCUを接続して熱利用の最適化が図られている等、様々な環境配慮がなされている。菜種油は、公用車にも用いられている(バイオディーゼル車)。
(注2) クリチバ
ブラジルのクリチバ市(PDF形式:15KB)では、1960年代に始まった新都市計画において、人間優先、環境共生、地方自治、市民参加、都市行政改革といった、今日「まちづくり」の基本理念とも言える考え方が示され、かつそれらを実現したことにより、世界から注目を集めている。また、公共バスシステムと連携した土地利用の誘導、ごみと物品の交換制度、環境に配慮した公園づくり等の各種の環境システム・対策を導入したことから環境都市として世界的な評価を得ている。
(注3)太陽光発電
光電効果(シリコンなどの半導体に光があたると電気が発生する現象)を応用した太陽電池(ソーラーパネル)を使用して、太陽光から直接電気を発生させるシステムを"太陽光発電システム"(PDF形式:54KB)という。太陽光エネルギーは無尽蔵かつクリーンなエネルギーであるが、エネルギー密度が低く(1m2あたり約1kW)、また天候や時間帯に左右されるため供給安定性が低いという課題がある。
(注4)オランダのアメルスフォート市
オランダのアメルスフォート市(PDF形式:13KB)では、自治体と市民グループ、電力会社等が協力し、太陽光発電モデル都市を開発。500世帯の一般住宅をはじめ、学校やスポーツセンターなどの屋上等、約12000平方メートルの太陽光パネルを設置している。
(注5)風力発電
"風力発電"(PDF形式:26KB)は風力エネルギーを風車により動力(回転エネルギー)に変換し、さらにその動力を使って発電をするシステムである。太陽光発電同様にCO2やNOxといった地球温暖化に影響する物質、大気汚染物質を発生しないクリーンシステムであり、太陽光発電より相対的に低コストである。また、外見がシンボリックであるため設置によるPR効果や環境教育も重要である。
(注6)バイオマス資源などを活用して発電
バイオマスとは、森林資源(木材:薪、木炭等/林業廃棄物:残材、おが屑、バーク等)、農業廃棄物(作物残さ:もみがら、稲ワラ、バガス(さとうきびの絞り粕)等)、畜産ふん尿(家畜ふん尿)、その他(糖質作物、油質作物、水性植物等)等を指す。"バイオマスエネルギー利用システム"(PDF形式:18KB)としては、バイオマスを直接燃料として利用するシステム、アルコール醗酵等により得られる液体燃料を、ガソリン等の代替燃料として利用するシステム、メタン醗酵、熱分解ガス化等により得られたガスを燃料として利用するシステム等がある。石油等の枯渇性資源と異なり、再生産が可能なエネルギー資源である点、エネルギー利用に伴う大気圏への追加的CO2排出が比較的少ない点等で環境・エネルギー面に配慮された技術システムである。
(注7)ゼロエミッション都市
「ゼロエミッション都市」とは、新都市活動に起因する環境負荷全体の最小化及び他地域での環境負荷低減への貢献の2つの手段により、トータルでの環境負荷をゼロとすることを目指す都市である。なお、首都機能移転の環境に関する研究会提言(PDF形式:5KB)(平成13年)では、環境に配慮した新都市の基本コンセプトの一つとして、「ゼロエミッション都市」を掲げている。
(注8)コンパクトな小都市をクラスター(ぶどうの房)状に配置
"国会等移転調査会報告"(PDF形式:11KB)において新都市の目指すべき姿として、「国会と中央官庁が集中的に立地している「中心都市」(「国会都市」)を有する小都市群とする。(クラスター開発・自然環境等との調和が図りやすい)」を掲げている。小都市をコンパクトにすることで、小都市内の交通移動距離を少なくしたり、開発面積を抑制し、より多くの自然を保全することができる。また、クラスター型の都市形態は、都市圏全体でみたときの緑被率の向上やヒートアイランドの防止等の効果が期待できる。
(注9)ドイツなどでは随分前から実施されている
ドイツのシュツットガルト市(PDF形式:18KB)では、都心の大気汚染や夏の暑熱化問題を解消することを目的に、都市気候の調査を行い、市街地を取り囲む丘陵からの風を市街地に途切れなく導入させるために、風の道を位置付け、緑地のネットワークや建物形態の配慮といった「風の道」計画を策定している。
(注10)今お山が、『いつも優しくしてくれてありがとう。』て言ってた。
詩人であり童話作家でもある"宮沢賢治"の「狼森と笊森、盗森(おいのもり と ざるもり、ぬすともり)」(PDF形式:17KB)では、自然を擬人化し、人と自然の交流を描くことにより、人と自然のあり方に示唆を与えている。
(注11)ビオトープ
"ビオトープ"(PDF形式:12KB)とは、広義には、自然生態系そのものを指すが、最近では、生物多様性の維持や、都市住民と自然とのふれあい創出等を目的に、都市域に人工的に生物(植物や魚、昆虫等)が共存するために作り出した空間を指す事が多くなっている。なお、ビオトープの語源はドイツ語だが、Bioは生物、Topeは空間、場所を指すギリシャ語toposに由来する。
(注12)近自然工法/多自然型川づくり
土木建設工事において、可能な限りもとの地形や、草、木、石・土等を利用して、自然にできるだけ近い状態を復元することに配慮しながら行う工法を、"近自然工法"と呼ぶ。日本では、国土交通省が近自然工法の考えにのっとり"多自然型川づくり"(http://www.mlit.go.jp/river/kankyou/tashizen/)を推進している。

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