近年、人口減少・高齢化の進行により、雪処理の担い手不足が深刻化し、冬期における住民の生活に著しい支障をきたしている地域が増えており、豪雪地帯を取り巻く環境は厳しいものとなっています。
このため、国土交通省では、地域の除排雪を行う体制を整備する取組への支援を標記調査により実施するため、取組の提案を下記のとおり募集しました。選定結果につきましては、下記「平成26年度選定結果一覧」よりご確認ください。
平成26年度選定結果一覧
1.取組の熟度の各段階
募集する取組については、[1]準備段階、[2]開始段階、[3]成長段階など幅広い熟度での活動を想定しています。
[1]準備段階・・・「課題発見」活動
[2]開始段階・・・「スタートアップ」活動
[3]成長段階・・・「成長促進」活動
※その他、「雪国イノベーション創出」活動として、雪国の問題解決に役立つ新しい技術や仕組み等を
創出する活動も対象としております。
⇒下記添付資料(1)をご参考としてください。
2.取組の内容
[1] 除雪ボランティア等による体制づくり
<例>・地域の除排雪体制整備計画づくり
・地域内外の組織や住民との相互連携による地域除雪
・非豪雪地帯の組織や住民との相互連携による地域除雪
・企業や学生との連携による地域除雪
・雪下ろし等除雪中の事故軽減に関する取組
・地域住民との連携による安全訓練等の実施
・高齢者等要支援世帯の見まわりボランティアの導入 等
⇒下記添付資料(2)、添付資料(3)をご参考としてください
[2] 雪処理の担い手の育成、ボランティアと地域を繋ぐコーディネーターの養成
<例>・雪かき道場(雪に不慣れな若者等が雪かき技術を学びボランティア活動に反映)
・コーディネーターを養成するための講習会等の実施
・非豪雪地帯住民との相互連携による雪処理の担い手の育成 等
⇒下記添付資料(2)、添付資料(3)をご参考としてください
[3] 上記のほか、国土交通省が作成した「新たな地域除排雪の取組事例」や
「地域除雪活動☆実践ガイドブック」で紹介しているような活動を行うための体制整備 等
⇒下記添付資料(4)をご参考としてください
別添資料(4)には【町内会・自主防災会向け】を添付しておりますが、【行政職員向け】を含む
ガイドブック本体については、下記国土交通省HPより入手できます。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku04_hh_000051.html
提案して頂く取組の内容は上記のように、地域の除排雪体制の整備に係るものとし、先導性、実効性の観点により選定します。
また、選定された取組に対しては調査費を支給いたします。
(1)募集開始日 :平成26年4月25日(金)
(2)応募締切日 :平成26年6月10日(火)
(3)選考結果の通知 :平成26年7月頃を予定
(4)本調査による取組期間 :平成26年7月 ~ 平成27年3月上旬を予定