雨水利用は、我が国では昭和30年代後半に始まりましたが、昭和53年の福岡渇水に代表される渇水の頻発を契機として水の有効利用方策として注目され、国や地方自治体によって雨水の利用推進施策が展開されたことにより、昭和50年代後半から水需給のひっ迫した地域を中心に本格的な導入が図られるようになりました。また、最近では、平成6年の列島渇水を契機として雨水利用の必要性が広く再認識されたことに伴い利用が増加しました。
雨水の利用施設は、令和3年度末現在、全国で少なくとも4,105施設が確認されており、令和3年度においては新たに68件の施設が設置されています。
雨水年間利用量は、令和3年度末現在、約1,244万m3です。
地域別にみると、関東臨海地域で全国の雨水を利用している施設数の約41%を占めています。
用途別に、雨水利用施設数をみると、水洗トイレ、散水での利用が多くなっています。
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