上下水道DX
国民の安心・安全な生活や社会経済活動の基盤である上下水道の事業環境は、施設の老朽化の進行や、現場の担い手の減少、物価上昇に伴うコスト増大、人口減少や節水型社会の進展に伴う経営状況の悪化、自然災害の激甚化・頻発化などにより、今後ますます厳しい状況となる。こうした中、上下水道施設の点検頻度や方法を強化・充実するなどメンテナンス効率の向上や広域連携の加速、経営の効率化、大規模災害発生時に備えた早期の強靭化等による事業の基盤強化を進めることで、将来にわたり持続可能な上下水道システムの構築が求められています。
持続可能な上下水道システムの構築の実現には、データ・情報・知識等の資源をデジタル技術により活用し、不足する人材を補いつつ現場の生産性を向上させるとともに業務や働き方を変革する上下水道DXの推進が重要です。
上下水道DX推進検討会
国土交通省では、令和６年12月より関係省庁に加え、学識者、事業主体である地方公共団体等の幅広い関係者が参画する「上下水道DX推進検討会」を設置しました。本検討会では令和６年12月から約６ヶ月の期間をかけ、上下水道におけるDX技術の推進に向けた４つのテーマ（業務の共通化、情報整備・管理の標準化、DX技術の普及促進、現状可視化）について検討し、具体的方策としてとりまとめました。
最終とりまとめ
ＤＸ技術を用いた漏水調査等のスクリーニング技術についての導入の手引き
水道管の漏水調査、管路診断等において、AI、人工衛星などを活用したDXが導入されつつあります。こうした技術を円滑に導入できるよう「ＤＸ技術を用いた漏水調査等のスクリーニング技術について導入の手引き」を作成しましたので、各水道事業者におかれては積極的に活用いただきたい。
上下水道DX技術カタログ
水道事業等の経営に関するダッシュボード
ダッシュボードは画像をクリック（デジタル庁HP）！！！
水道事業等の経営に関するダッシュボードとは？
水道事業等の環境は、施設の老朽化、現場職員の減少、人口減少に伴う収入の減少など、今後ますます経営状況が厳しくなります。将来にわたり持続可能な水道サービスを提供し続けるためには、働き方や業務を変更するＤＸの推進が必要不可欠です。
このような背景の中、総務省、国土交通省、デジタル庁は、水道事業等に携わる職員が経営状況を一元的に把握し、改善のために検討や取組の推進、経営状況を説明する場面において必要なデータをダッシュボードとして公表します。
