
鉛製給水管は、管内に錆が発生せず、可とう性や柔軟性に富み、我が国では、鉛製給水管は近代水道創設期から1980年代後半まで全国的に使用されてきました。鉛による慢性毒性は広く知られており、国は段階的に水道水質基準を強化し、平成15年4月に水質基準を0.01mg/Lに強化するとともに、平成16年に策定した「水道ビジョン」では、できるだけ早期にゼロにするという目標を掲げ、取組の推進を図ってきたところです。鉛製給水管の解消に向けた取組について、数は減少しているものの減少のペースは鈍化しており、解消に向けた取組を一層推進することが重要となっています。
このような中、国土交通省では、令和7年度水道の諸課題に係る有識者検討会での議論を踏まえ、鉛製給水管の解消に向けた以下の6つの取組について、ロードマップや目標値を設定し、今後の鉛製給水管の解消に向けた対応方針として令和8年1月30日にとりまとめました。

・鉛製給水管の解消には、水道事業者により率先した取組がなされることが重要。
・国土交通省は鉛製給水管が残存しているにも関わらず布設替え計画がない又は検討中の水道事業に対し、水道法第39条第1項に基づく立入検査を実施し、水道事業者に対する指導を強化。
立入検査実施状況はこちら
・鉛製給水管の使用により鉛濃度の水質基準を超過するおそれがあることや、使用時に暴露量を減らすための対応、所有者が自ら鉛製給水管であるかを知りたいときの確認方法等をとりまとめた広報用配布物を作成。
・国土交通省から水道事業者に対し、広報ビラの窓口設置、HP公表、住民への個別配布等を依頼。
「ご自宅の給水管が鉛製ではないですか??」【PDF形式:2,756KB】


・各都道府県における鉛製給水管の残存状況を、簡便に把握できることが重要。
・鉛製給水管の残存件数をMAP化し、毎年更新。
残存件数や推移の見える化
・個人が、家屋の築年数より、鉛製給水管の使用可能性を把握できることが重要。
・今後、全国の水道事業者における「鉛製給水管の利用を停止した時期」をリスト化し、公表予定(令和7年度中に公表予定)。
・平成24年3月に「鉛製給水管布設替えに関する手引き」を策定
・今後、環境省及び国立環境研究所と連携しながら、有識者検討会で審議のうえ手引きを改定
鉛製給水管布設替えに関する手引きを含めた調査報告書はこちら
・全国の水道事業者や水道工事関係団体、住宅関係団体等へ家屋建替えのタイミングを捉えた鉛製給水管の更新について要請
○全国の水道事業者(簡易水道を含む)
・「鉛製給水管の解消に向けた対応方針」のとりまとめ指定給水装置工事事業者に対し、家屋建替え時等に鉛製給水管を別配管へ更新する指導を行うよう依頼
【事務連絡】今後の鉛製給水管の解消に向けた対応方針の公表について
○水道工事関係団体
・給水装置工事の申請者の理解を得たうえで、家屋建替え時等に鉛製給水管を別配管で設計・更新することへの協力を依頼
【事務連絡】鉛製給水管の別配管での設計・更新について(協力依頼)