● 政策課題勉強会(平成27年2月4日(水))
テーマ: 「自然に学ぶ交通政策 −ソフト・ハード・人−」
講演者: 西成 活裕 氏 (東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
<講演内容>
車の渋滞や人の混雑は都市部では大きな課題の一つであり、物流や防災の観点からも重要であるだけでなく、混雑が人の心に与える悪影響は計り知れない。これまで工学的に様々な対策が講じられてきたが、近年理学的な立場での研究が世界中で盛んに行われつつある。そこでは車などの流れを自然科学的に捉え、渋滞の発生を未然にかつ自然に防ぐ様々なアイディアが考えられてきた。講演ではこうした最近の新しい研究の一端を紹介するとともに、実際の政策をする際の様々な問題点をソフト・ハード・人の視点で多角的に論ずる。