● 政策課題勉強会(令和元年9月25日(水))
「高齢社会の公共交通の課題〜トランジッションマネジメントによるレジームの変革〜」について
猪井 博登氏(富山大学 都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科 准教授)
<講演内容>
高齢者による交通事故などから、地域の公共交通の必要性が訴えられる中、我が国では、地域内の移動を提供する公共交通が民営事業者により提供すると言う仕組み(レジーム)を構築できた世界でも珍しい国である。
人類がはじめて経験する規模の我が国の高齢化においては、レジームを変化させることが必要であるものの、トップダウンでは変化を生み出すことができなかった。そこで、今回の講演では、ボトムアップからレジームの変化を起こすトランジッションマネジメントをもとに高齢社会の公共交通の問題の解決を論じていただいた。