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>平成30年11月14日
高齢者の地域居住(エイジング・イン・プレイス)に関する第4回日米共同研究会を開催しました
国土交通省、都市再生機構 (UR) は、アメリカ連邦政府住宅都市開発省 (HUD) 、連邦政府抵当金庫 (ジニーメイ) と、
高齢者の地域居住 (エイジング・イン・プレイス)に関する研究協力覚書を昨年6月に締結
しています。
この覚書に基づき、
本年9月 (於 : 東京) 及び10月 (於 : サンフランシスコ) に、第4回日米共同研究会を開催
しました。
今回の研究会では、日米両国における高齢者の地域居住に関する
取組事例について現地視察を行う
とともに、両国の
調査研究内容の発表及び意見交換を行いました
。
(参加者)
HUD:ジョンソン次官補代理、キャンベル国際部長
国土交通省:神山国土交通政策研究所長、宮住宅局国際室長
UR:前田経営企画部担当部長 他
1.現地視察
<於:日本>
東京都内及び周辺地域において、民間企業と連携して生活支援サービスを実施しているエリアや、サービス付き高齢者向け住宅等を視察し、サービスの内容や実施状況等について説明を受けました。
サービス付き高齢者向け住宅の視察
UR団地内に設置されたコンビニエンスストアの視察
<於:米国>
サンフランシスコ市内及び周辺地域において、高齢者向けに提供されている賃貸集合住宅や包括的健康支援プログラム付き高齢者住宅の実証実験モデル住宅を視察し、活動状況等について説明を受けました。
また、米国における高齢者支援の仕組みのうち、NORC(自然発生的高齢者コミュニティ、NaturallyOccurring Retirement Community)及びVillage(一般住宅地において高齢者向けサービスを提供する自立的な互助組織)の支援内容について説明を受けました。
オークランドの公共住宅の視察
オークランドのタワー型住宅の視察
サンフランシスコ南東部ハンターズビューのウェルネスセンターの視察
IWISHプログラム対象住宅での意見交換
米国の住宅事情についてHUDから説明を受ける
2.研究報告等
日本側からは、住宅局より高齢者向け住宅政策の概要について情報提供を行った後、国土交通政策研究所及び都市再生機構より、エイジング・イン・プレイスに関する調査研究の進捗状況について発表しました。
米国側からは、包括的健康支援プログラム付き高齢者住宅の実証実験となるIWISH(Integrated Wellness in Supportive Housing)プログラムの研究進捗状況等について発表しました。
これらの発表内容や現地視察の結果も踏まえて、意見交換を行いました。特に、公費による補助の状況や取組の効果、高齢者の生活を支えるボランティアの実態等について関心が寄せられ、活発な議論が行われました。
また、今後、双方の研究成果や得られた知見等について、日米共同で報告書をとりまとめることを確認しました。
日米相互に行った研究の進捗状況の情報交換
発表の様子
※ 第4回の日米共同研究会のより具体的な内容については、国土交通政策研究所の機関誌である PRI Review 2019年冬号において紹介する予定です。