雨が降るにつれ、少し遅れて全流入量(In)が増えていき、それに伴って全放流量(Out)が増えていることが分かります。12時は0時の2倍近く、100.87m
3/s流しています。このように、全流入量(In)>全放流量(Out)の「洪水調節」をしているので、少しずつ貯水位があがり(12時間で1m上昇)、貯水率が増えています。こうして、下流側に一気に水を流さないように調節していることが、数値からよくわかります。
実際に行っているダムの操作を把握し、下流側の水位変化まで把握して見るようになれば、あなたも立派なマニアです。水の流動を追って、データをつなげて見ていくことで、水害の危険性を知るだけでなく、川の施設が何をしているか、どんな役割を持っているかを知る、考えることができます。この知的な楽しみ方は、まさに「マニア」のかたにインタビューしてきましたので、そちらをご覧下さい!
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