目次 > 第1章 最近の水害実態 > 1-2 2004年、異常気象列島
2004年8月・台風16号(香川県高松市)
気象庁「気候変動監視レポート2004」によると、2004年の降水量は平年の113%と多く、四国の一部では年平均140%を超え、兵庫県洲本市や愛媛県宇和島市では最多記録を更新。
あわせて、2004年を特徴づけるのは、ピンポイントの集中豪雨で、アメダスの様々な記録を塗り替えた。
1時間50mm以上の強雨は470回、1日200mm以上の大雨は469回、400mm以上は30回を観測し、いずれも観測史上、最多となった。
■1時間降雨量が50mm以上、100mm以上になる年間延べ件数
(全国のアメダス地点 約1300カ所から)
時間雨量50mm以上の降雨の発生回数
時間雨量100mm以上の降雨の発生回数
■2004年の降水量平年比
気象庁「気候変動監視レポート2004」(2005年3月)から作成