目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-1 自助―予防策
2004年7月・7月豪雨(山形県戸沢村)
土地の歴史や特徴を現在に伝えるメッセージが地名に残されている場合がある。
「深」の文字が含まれれば、周囲より土地が低い可能性があり、「沢」の文字では、水のたまりやすい土地の可能性もある。
宅地開発などにより地名が変わっている場合もあるが、地域の図書館などでは、昔の地名を確認することは可能であり、水害対策のヒントになることもある。
過去に水害を経験した土地は、地名に特定の文字を含んでいる場合がある。
カワチ(川内)、ナダ(灘)、ウシ(牛)、サワ(沢)、フカ・フケ(深)、リュウ(竜)など
かつて水田だった場所は現在でも水につかる可能性が高い。一方、先祖を祭る神社や仏閣は、水害を受けにくい場所に建てられていることが多い。昔の地図は図書館や国土地理院で入手可能である。
国土地理院ホームページ
(http://www.gsi.go.jp/)