ホーム >> 政策・仕事  >> 河川トップ  >> パンフレット・事例集  >> 防災

河川局

災害情報
災害の記録

水害レポート2005

平成17年度版

各地の水害状況 近畿地方


平成16年に発生した災害への対応状況

■平成16年10月台風23号【円山川・出石川】

 平成16年10月20日、台風23号により円山川では観測開始以降、最高水位を記録し、円山川・出石川等の破堤や越水により豊岡市・城崎町・日高町出石町で甚大な被害が発生しました。そのため国土交通省では再度災害防止を図るため、緊急的な治水対策に着手し、直轄河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)による河川改修を行っています。

円山川(左:豊岡市)と出石川(右:出石町)の被災状況

円山川(豊岡市)の被災状況 出石川(出石町)の被災状況

直轄河川激甚災害対策特別緊急事業位置図

直轄河川激甚災害対策特別緊急事業位置図

円山川・出石川等の治水対策

1.河道掘削
河道掘削を行い、H16台風23号と同規模の洪水を計画高水位以下に水位を低減させ、治水安全度を向上させます。


2.築堤
築堤により、計画堤防高の確保や計画堤防断面幅の確保を行います。


3.内水対策
甚大な被害をもたらした内水被害を軽減するため、排水機場の整備などにより内水対策を実施します。


4.堤防強化
遮水シートの設置による浸透対策などにより堤防の質的確保を行い堤防強化を図ります。


5.橋梁架替、堰の改修
洪水の流下を阻害する橋梁、堰の改築を行います。


6.地域連携

・防災拠点
地域と連携し、水防資材の備蓄場所、非常時の避難場所、洪水情報の提供場所として水防活動及び緊急復旧活動の拠点を整備します。

・ハザードマップの作成支援
浸水想定区域図を活用し、自治体によるハザードマップの作成を支援します。

築堤状況

■平成16年10月台風23号【由良川】

 台風23号により甚大な被害が発生したことから、由良川流域では、河川改修等のハード対策と併せ、ソフト対策として「由良川下流部緊急水防災対策協議会」を発足させました。これにより各機関との緊密な連携をより充実させ、地域住民と防災機関の連携、きめ細かな河川情報の提供等を実施しています。

河川情報の多重化による沿川住民への確実な情報伝達
やじるし
住民自らが災害時の危険度を感知し
自らの判断で避難回避行動を開始

由良川のソフト対策

1.アラーム送信による危険情報(水位情報)提供

・電話自動応答装置整備(水位情報提供)

・登録者携帯電話への設定水位超過でのアラーム送信


2.水位と浸水想定高さの情報提供

・現況水位などホームページによる情報提供


3.現地でのリアルタイム水位情報提供

・水標のライトアップや電光表示板による現地での水位情報の発信

由良川の水位情報    由良川の水位情報 由良川の水位情報

戻る進む水害レポート2005トップへ

Copyright© 2007 MLIT Japan. All Rights Reserved.

国土交通省 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

アクセス・地図(代表電話)03-5253-8111