9月4日〜6日/台風14号
台風14号は、大東島地方に接近してから山陰沖に抜けるまで広い暴風域を維持したまま、比較的ゆっくりとした速度で進んだため、長時間にわたって暴風、高波、大雨が続き、九州、中国、四国と北海道地方の61地点(気象庁アメダス)ではこれまでの日雨量の記録を更新し、とくに宮崎県の山間部では降り始めからの総雨量が多いところで1,300ミリを超える大雨となった。この台風により九州地方では5水系9河川で計画高水位を超え、7水系10河川で危険水位を超える出水となった。とくに五ヶ瀬川や大淀川では越水氾らんや内水氾らんで大規模な浸水被害が発生した。この台風による九州地方の一般被害は死者19名、行方不明者3名、負傷者85名、住家全壊869棟、半壊1,796棟、一部損壊2,546棟、床上浸水3,960棟、床下浸水5,085棟(消防庁調べ10月6日現在)となった。
■30箇所で日雨量を更新し、総雨量1,000ミリを超える降雨※ |