【高潮に伴う他の災害に対する心構え】
高潮は、台風来襲時等に発生しやすいことから、高潮に伴う他の災害に対する心構えも必要です。
<台風への心得> <集中豪雨への心得> <土砂災害への心得>
<台風への心得>
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【風】
台風は、中心に近づくほど風が一段と強く激しくなります。
台風は、進行方向の右側の方が、左側より風が強くなります。
暴風域に入ると猛烈な風が吹くおそれがあり、特に厳重な警戒が必要になります。さらに、吹きかえしの風にも警戒が必要です。
また、風が強くなってからでは、いろいろな物が飛んできて、外での作業は大変危険です。進行方向にかかわらず、早め早めの対策を心がけましょう。
【雨】
台風は、暴風とともに大雨が伴います。その雨の降り方には特徴があります。
台風が遠くにあるうちから、前触れのやや強めの雨が降り、台風の中心が近づくと、激しい雨や雷雨になります。さらに中心が間近に迫ると、猛烈な暴風雨になります。
このように、中心が近づくにつれて段階的に雨足が強まりますから、台風の進路情報に合わせて、早めに雨に備えることが必要です。
<集中豪雨への心得>
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集中豪雨とは、局地的な気象条件によって、狭い範囲に短時間で大量の雨が降るもので、重大な被害が発生する場合があります。
近年、気象技術が発達してきましたが、この局所的な集中豪雨の予測は非常に難しく、準備の時間を与えてくれません。
崖の近くや急傾斜地などの危険な場所であったり、造成地などでは、特に日ごろの備えが必要です。
また、浸水に備え、土嚢などの準備もしておきましょう。
<土砂災害への心得>
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台風や集中豪雨はもちろん、長雨が続いた場合も土砂災害の危険があります。
また、土砂災害は、土の中にしみ込んだ水の量が多いと発生しやすいものですから、雨がやんだからといって油断はできません。地震のときにも発生します。
建物のある場所の条件や、降りはじめからの雨量、前ぶれの現象などに十分注意して、早めの避難を心がけましょう。→土砂災害の前ぶれ