一級水系に関わる祭りリスト |
番号 |
地域 | 水系名 | 河川・湖沼名 | 祭りの名称 | 都道府県 | 市町村・地域 | 時期 | 概要 |
1 | 北海道 | 石狩川水系 | 石狩川 | 石狩さけ祭り | 北海道 | 石狩市 | 9月21〜22日 | 石狩川のさけの豊漁を祈願する行事。300年の歴史があると言われ、今では灯ろう流しや花火大会などが石狩川河口で行われる。 |
2 | 北海道 | 石狩川水系 | 夕張川 | 治水感謝祭 | 北海道 | 南幌町 | 7月1日 | 治水事業に感謝するための行事。夕張川沿川にある南幌町では旧夕張川を新たに切り替えた河川工事を明治43(1910)年から昭和11(1936)年までの27年間にわたり実施し、この事業に尽力した保原元二、本間藤市、長谷川源之丞を讃え、毎年7月1日に治水感謝祭が行われる。治水感謝祭は義経神社において、神式により治水への感謝の祈り、次いで仏式により殉職者の慰霊祭が行なわれている。 |
3 | 北海道 | 沙流川水系 | 沙流川 | チプサンケ | 北海道 | 平取町 | 8月20日 | アイヌ民族に伝わる伝統的な行事。新造した舟を川に降ろして、川の神様へ報告し舟に新たな生命を与える入魂の儀式。 |
4 | 北海道 | 常呂川水系 | 武華川 | 温根湯温泉祭り | 北海道 | 留辺蕊町 | 8月3〜4日 | 温根湯温泉の湯の神に感謝を捧げる行事。祭りの最後に神輿の川渡し(武華川)が行われる。 |
5 | 東北 | 岩木川水系 | 岩木川 | 祝・岩木川の日 | 青森県 | 五所川原市 | 9月15日 | 津軽の母なる「岩木川」に感謝する行事。大正10(1921)年に行われた岩木川改修事業の起工式(9月15日)を「岩木川の日」とし、大正10年の起工式の様子や洪水の写真展示、岩木川改修の歴史パネル展、または降雨体験機による豪雨体験や岩木川の水質試験体験が行われる。 |
6 | 東北 | 岩木川水系 | 中野川 | 大川原の火流し | 青森県 | 黒石市 | 8月16日 | 農作の豊凶を占う行事。帆柱(約3メートル)を立てた萱の船(長さ約2メートル)を中野川に押し出し、若者が数人ずつ一組になって船を川に入れ、「ヤーレ、ヤーレ、ヤーレヤ」の掛け声で下流に向けて押し流す。県無形民俗文化財となっている。 |
7 | 東北 | 馬渕川水系 | 安比川 | 福田の人形送り | 岩手県 | 二戸市 | 8月の第三日曜日 | 人形の流れ方によってその年の疫病の流行を占う行事。地域住民が高清水稲荷神社に集まり、男女各一体の人形を作る。本体は麦藁、衣装は稲藁で半紙に目、鼻、口を書いて顔とする。できあがると社前に立てておき、午後、太鼓・笛・鉦などの囃子方や人形を乗せた台車の行列が出発する。各家で用意した煎餅で体をこすって汚れをぬぐい、人形に託して沢口橋の上から煎餅と一緒に投げ入れる。 |
8 | 東北 | 北上川水系 | 北上川 | 盛岡舟っこ流し | 岩手県 | 盛岡市 | 8月16日 | 送り盆の精霊舟流しの行事。灯籠や供物を満載した舟が、若者たちの手で北上川の明治橋や夕顔瀬橋付近の川中に運ばれ、読経のうちに火をつけ流される。この行事は南部家30代行信の姫が大慈寺の貫主に帰依して水灯の法要を行ったのが始まりといわれ、その後に北上川で水死した遊女の霊を慰めるために行なったと言われている。 |
9 | 東北 | 北上川水系 | 北上川 | 北上・みちのくの芸能まつり | 岩手県 | 北上市 | 8月7〜9日 | 伝統の鬼柳剣舞を中心とした郷土芸能を中心とした行事。行事中には、北上川での花火大会や灯篭流しが行われる。 |
10 | 東北 | 北上川水系 | 北上川 | 石巻の川開き | 宮城県 | 石巻市 | 8月3〜4日 | 北上川の開発等に尽力した川村孫兵衛重吉に対する感謝と川や海で亡くなった人を供養する川施餓鬼を兼ねた行事。神社神輿や子供神輿が目抜き通りを練り歩き、大漁唄い込み、山車のパレードなどが行われる。北上川では孫兵衛船競漕が2日に渡って繰り広げられるとともに、花火大会も行われる。 |
11 | 東北 | 北上川水系 | 猿ヶ石川 | 遠野早池峰神社の例祭 | 岩手県 | 遠野市 | 7月17〜18日 | 山岳信仰の中心である早池峰神社で行われる行事。本殿での祭祀の後に神輿渡御が行われる。もとは神社の近くを流れる祓川(滝川)を渡ったが、現在では500メートルくらい離れた猿ヶ石川まで行く。川岸に神輿を据え、柳の小枝に川の水を浸し、神輿の屋根に振り注いでぬぐう。終わると再び行列を整えて環御する。 |
12 | 東北 | 北上川水系 | 砂鉄川 | 大原のだるままつり | 岩手県 | 大東町 | 8月15日 | 無病息災を祈る行事。高さ3メートル、重さ300キロの大だるまが20歳の青年男女に担がれて商店街を練り歩き、町外れの川原で焼かれる。一説には大正時代に大原地区に疫病が流行したため、それを払い、町を明るくしようとして始められたと言われている。 |
13 | 東北 | 鳴瀬川水系 | 鳴瀬川 | 御潮垢離(浜降り) | 宮城県 | 宮崎町 | 4月27日 | 熊野神社の春祭り(神事)の行事。海で拾われた御神体を神輿に奉じ、氏子が奉仕する行列を整え、獅子舞などの芸能連中も供奉し、延々と六日間にわたって鳴瀬川に沿って下る。(20年ごとに行われる行事である。) |
14 | 東北 | 名取川水系 | 広瀬川 | 広瀬川灯籠流し | 宮城県 | 仙台市 | 8月20日 | 水死者の霊を供養する灯籠流しの行事。広瀬川の広瀬橋を中心に灯籠流しや花火が行われる。由来は第七代伊達藩主の正室が、天明,天保の大飢饉における死者の供養を弔うために始めたと言われる。 |
15 | 東北 | 米代川水系 | 米代川 | 能代の鯱ながし | 秋田県 | 能代市 | 8月3〜7日 | 疫病払いや秋の豊作を祈願した行事。阿倍比羅夫や坂上田村麻呂が蝦夷との戦いのときに、多数の灯籠を用いて、敵を威嚇したり、誘い出したりしたのが起源と伝えられている祭りで、6日・7日には県の文化財に指定されたシャチ流しが行われ、シャチに火をつけ米代川に流す。 |
16 | 東北 | 米代川水系 | 阿仁川 | 合川まと火 | 秋田県 | 合川町 | 8月14日 | 古くは小阿仁川水系を中心に行われていた春彼岸の伝統行事。 山の尾根づたい、あるいは川沿いにダンポというたいまつをともして先祖の霊を弔うもの。現在、合川町では阿仁川の堤防沿いで、盆の迎え火として約2qに渡って灯される。 |
17 | 東北 | 米代川水系 | 阿仁川 | 森吉山麓たなばた火まつり | 秋田県 | 森吉町 | 8月7日 | 伝統芸能を継承し、七夕の行事に新しい企画と内容を加えた行事。昭和62(1987)年開始。各集落毎に行われていた灯籠行列を一堂に集め、それを中心に獅子踊りやたなばた太鼓、たなばた踊りなどを組み合わせて行う。また、川岸に約2,000個の火を灯し火文字をつくり、花火を打ち上げる。「阿仁前田獅子踊り」や「五味掘餅つき踊り」は県の無形文化財である。 |
18 | 東北 | 米代川水系 | 小阿仁川 | 万灯火 | 秋田県 | 小阿仁村 | 3月20日 | 春彼岸の中日に精霊を迎える行事。川岸の小高い山の中腹に長さ2m程の棒の先に重油をつけた"たんぼ"をつけ、それを10〜20mおきに5,60本立てて火をつける。 |
19 | 東北 | 雄物川水系 | 雄物川 | 川渡りぼんでん | 秋田県 | 大曲市 | 2月17日 | 五穀豊穣・家内安全などを祈願する行事。雄物川の対岸にある小高い山に鎮座する伊豆山神社に奉納するため、舟で川を渡る。梵天奉納行事のなかでも「川を渡る」のは大曲だけである。由来は、嘉永年間(1848〜54年)の頃、花館村の斎藤勘左衛門によって始められたと伝えられ、一説には怠惰な生活に陥りがちだった若者達への活性剤としての目的から始められたとも言われている。 |
20 | 東北 | 雄物川水系 | 雄物川 | 鹿嶋祭 | 秋田県 | 秋田市 | 6月第2日曜日 | 端午の節句の行事に、道祖神信仰を兼ねて行われるようになった行事。鹿嶋船と呼ばれる船を荷車に乗せ神社でお払いをうけ、子供達に曳かれ町内を巡りまわる。その後、雄物川の河川敷から河口に向けて船が流される。 |
21 | 東北 | 雄物川水系 | 丸子川 | 鹿島流し | 秋田県 | 大曲市 | 6月27日 | 田植えの終わった時期に、大曲・花館・内小友・藤木・角間川の各地区で行われる「鹿島流し」の行事。この行事は、現在は市内の大曲小学校で3年生が学校行事として行っており、旧暦の5月27日(現在は6月27日)、市中心部を流れる丸子川畔で、1クラス1艘ずつ鹿島船に色とりどりの飾りをまとった武者人形(鹿島サン)を乗せて流す。船ののぼりには、五穀豊穣・悪疫退散・町内安全などの願い事が書かれている。また、それぞれの願いを鹿島サンに託し穢れや厄災を遠くへ流すという願いも含まれている。 |
22 | 東北 | 雄物川水系 | 横手川 | 送り盆 | 秋田県 | 横手市 | 8月16・17日 | 御霊を供養する灯籠流しの行事。江戸時代「天明の大飢饉」の時に多くの餓死者が出て、それらの人々の霊を供養するため屋形舟を蛇の崎川原で流したのが始まりといわれる。 |
23 | 東北 | 雄物川水系 | 横手川 | かまくら | 秋田県 | 横手市 | 2月15・16日 | 横手の「かまくら」は400年以上の歴史を持つ民俗行事。 この行事は、雪室を造り、松飾りやしめ縄を焼く行事、鳥追の行事、水不足解消のために祭る「おしずの神さん」(水神様)行事とが一体になり小正月に行う伝統な行事である。 |
24 | 東北 | 最上川水系 | 最上川 | 白鷹鮎まつり | 山形県 | 白鷹町 | 9月上旬 | 昭和52(1977)年に、最上川に伝統的なヤナ場を復活させるために行われるようになった行事。白鷹町には以前菖蒲ヤナと呼ばれる大きなヤナがあったが、昭和36(1961)年に下流に発電用のダムが建設され、遡上する鮎が減少しヤナ漁がなくなったが、その復活が望まれはじめられた。昭和60(1985)年には、「白鷹の観光ヤナ」として復活した。 |
25 | 東北 | 最上川水系 | 最上川 | 水郷左沢夏祭り | 山形県 | 大江町 | 8月10〜16日 | 水死者の御霊を供養する灯籠流しの行事。水死した子供のために建立した地蔵にちなみ始まったとも言われ、約1000発の花火が打ち上げられ、約1万個の灯籠が流される。 |
26 | 東北 | 最上川水系 | 最上川 | 大石田まつり | 山形県 | 大石田町 | 8月16日 | 昭和6(1931)年に大石田大橋の架け替えを記念して始まった行事。最上川の川供養であり、小鵜飼船を牽引し町内を練歩く。また灯籠流しと花火大会も行われる。 |
27 | 東北 | 最上川水系 | 松川 | 上杉まつり | 山形県 | 米沢市 | 4月29日〜5月3日 | 上杉謙信を祭神とする上杉神社と米沢藩十代藩主治憲を祀る松岬神社の両社の春祭り行事。市内を流れる松川の河原で「川中島模擬合戦」が行われる。祭りは、本来、神輿渡御行列のみであったが、昭和43(1968)年に甲冑行列が行われるようになり、その後、昭和48(1973)年から川中島模擬合戦が始められる。 |
28 | 東北 | 最上川水系 | 馬見ヶ崎川 | 日本一の芋煮会フェスティバル | 山形県 | 山形市 | 9月第1日曜日 | 河川敷で芋煮を行う行事。由来は最上川舟運の労をねぎらうため芋煮が行われていたとされている。現在では山形の秋の風物詩のひとつとなっている。馬見ヶ崎川河川敷にて6mの大鍋を使用して芋煮を行う。また、芋煮会の他にも様々なイベントが実施されている。 |
29 | 東北 | 最上川水系 | 寒河江川 | 向長崎の金毘羅樽流し | 山形県 | 中山町 | 4月15日 | 渡し場があった集落では、水難から逃れるために小型の樽に酒を入れ、「奉納金比羅大権現」と書いた旗を樽に立てて、寒河江川に投げ入れる行事が行われていた。祭りは、川に樽を投げ入れて終了するが、4月に行われるため、樽は雪解けの濁流に乗り、最上川の河口に流れ、その後、日本海の潮にのって瀬戸内海まで流れると考えていた。さらに、瀬戸内海では、この樽を引き上げ、香川県の琴平町の金刀比羅宮に奉納すると大漁を得るという信仰があると信じ、いつの日かはこの樽が拾われ、金比羅様の神前に自分が捧げた神酒が届くと考えられていた。 |
30 | 東北 | 最上川水系 | 鮭川 | 庭月観音の灯籠流し | 山形県 | 鮭川村 | 8月16日 | 先祖の御霊を供養する灯籠流しの行事。この祭りは、鮭川のほとりにある「天台宗庭月山月蔵院」で行われる祭事で、灯籠流しは、川堤に百余の灯ろうが灯され、読経とご詠歌が奉詠されると、川面には先祖供養の灯ろうが一つ一つ流れはじめる。それはやがて数千の灯となり、鮭川をゆったり流れる。なお、この寺は、最上三十三観音の三十三番札所として有名。 |
31 | 東北 | 最上川水系 | 小国川 | 御さいとう | 山形県 | 最上町 | 1月15日 | 小正月に行われる行事で、小国川の河原へ正月の飾りを運び、若者が丸太で骨組みをした円錐型に積み上げ、これに火をつけて川に流す。 |
32 | 東北 | 赤川水系 | 赤川 | 黒川能−水焔の能 | 山形県 | 櫛引町 | 7月下旬 | 黒川能は、13世紀〜16世紀にかけて、庄内地方を領有していた武藤氏が京より能役者を連れ帰ってから始まったと言われるが定説はない。武藤氏のあとは酒井氏の援助を受けて発展し、今では7月の最終土曜日に、水焔の能として河川敷にある野外ステージで能が行われるまでになっている。 |
33 | 関東 | 久慈川水系 | 久慈川、里川、山田川 | 西金砂郷神社東金砂郷神社磯出大祭礼 | 茨城県 | 金砂郷町、水府村、常陸太田市、日立市、山方町 | 72年に一度(平成15年3月22日〜3月31日) | 五穀豊穣を祈念して行われる行事。この行事は、西金砂郷神社にて、72年に1回行われるもので、神社を発着地として、川沿いの流域各所を一週間かけて御輿行列(渡御行列)し、各地で神楽が踊られる。 |
34 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 水神祭 | 群馬県 | 玉村町 | 7月最終日曜日 | 船頭と漁民の守り神である水神宮の祭りの行事。利根川と烏川の合流する五料は江戸時代に河岸として栄え、水陸交通の重要地点であった。そのため、この水神祭りは、水難除け祈願から始まったものとされ、麦わらと青竹で作られた「麦わら舟」を御輿の代わりにして、各地区を廻り、薄暗くなった頃に五料橋付近から利根川に流される。 |
35 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 千代田の祭り | 群馬県 | 千代田町 | 8月18日 | 水難事故等にあった人を供養のための川施餓鬼の行事。利根川の川原に供養小屋を作り、念仏講の人たちが集まり、供養の塔婆を立て、読経ののち、藁舟の帆柱に沢山ローソクをつけた舟などが流される。水死人供養のため明治10(1877)年からおこなわれており、現在では灯籠流し、花火大会、納涼祭などを併せて一つの行事となっている。 |
36 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 芽の輪くぐり | 群馬県 | 板倉町 | 7月初旬 | 夏越の祓い行事。神社の御手洗沼にあるマコモで芽の輪を作り、芽の輪くぐりが済むと、それを船に乗せて利根川に流す行事で、途中でつかえずに流れてゆくと吉兆とする吉兆占いもされていた。昭和62(1987)年から環境への配慮で芽の輪をお焚き上げすることに変更されたが、最近は谷田川に流した後に引き上げてから焚き上げるようになった。 |
37 | 関東 | 利根川水系 | 下津小川 | ヤッサ祭り | 群馬県 | 月夜野町 | 9月29日 | 五穀豊穣を祈る裸祭りの行事。鳥居から掛け声と共に本殿へ向かう裸の男たちが蛇のように数珠繋ぎになって暴れ回り、最後は本殿の周りを7周する。7周目に氏子総代がとおせんぼする。これを地元ではツベールと呼び、堰の水を止める意味で使い、洪水を鎮守の神が堰きとめる姿を表現しているといわれている。 |
38 | 関東 | 利根川水系 | 鏑川 | 凶事流し | 群馬県 | 富岡市 | 7月24日 | 川に穢れを流す行事。境内にあるシデを伐って、長さ3メートルほどの枝舟を作る。枝舟には3体の藁人形が載せられ、子供たちの手によって、鏑川に流される。一年の禍いを託して流すことによって、村から災厄を追い祓うのである。明治以前から行われている。 |
39 | 関東 | 利根川水系 | 神流川 | 万場町の盆踊り | 群馬県 | 万場町 | 9月14日 | 例幣使街道沿いに伝承されている行事。昔は神流川原に櫓を組んで踊り、石を拾って投げる動作を踊りにしたものという。囃子は八木節の古い形のものと言われ、音頭は神流川十三里の川沿いの村々を読み込んだ口説節を唄う。 |
40 | 関東 | 利根川水系 | 神流川 | 川降り神事 | 群馬県 | 上野村 | 9月最終日曜日 | 川に入り禊ぎをする行事。神流川につくられた台座「御台所」でご神体を清めるために、紋付き姿の若者によって神社から御輿が運び降ろされ、地域住民の安全や無病息炎が祈願される。 |
41 | 関東 | 利根川水系 | 神流川 | お雛粥 | 群馬県 | 上野村 | 4月3日 | 雛節句に行われている伝統行事。神流川の川原にコの字形の石垣(オシロ)を築き、その中で自分たちが炊いたお粥を食べたり、食べ物を持ち寄り、半日を楽しく過ごす。勿論、石垣の中にはお雛様が飾ってある。 |
42 | 関東 | 利根川水系 | 神流川 | お川下げ | 群馬県 | 上野村 | 10月第1日曜日 | 奉納された小麦団子を三宝に載せ、神輿の行列とともに神流川を下る神事。半分ほどの小麦団子を川に流し、残りをは参会者に配られる。 |
43 | 関東 | 利根川水系 | 神流川 | 神流川合戦 新町ふるさと祭り | 群馬県 | 新町 | 8月15日(隔年、西暦奇数年) | 神流川で歴史的な決戦があったことが伝えるために行われるイベント。本能寺の変を知った関東管領滝川一益が上京しようとし、神流川を渡る際に、北条と合戦になった史実を踏まえ、滝川一益大将軍を偲び、出陣式をメインとしたイベントが行われている。 |
44 | 関東 | 利根川水系 | 元粕川 | お川降り神事 | 群馬県 | 粕川村 | 9月1日 | 600年程前から行われる豊作を祈る行事。獅子舞とともに元粕川まで甘酒の入った樽を運び、それを3回ずつ川へ流す神事。赤城信仰に関連する祭りと言われる。 |
45 | 関東 | 利根川水系 | 間物沢川 | オンマラサマ (別称:御神体祭、おんまらさま) |
群馬県 | 中里村 | 1月14日 | 子孫繁栄を祈る行事。1月14日に間物沢川の橋の上に注連縄を張り渡し、御神体である「オンマラサマ」を吊り下げ、山に向かって「オーイ」と3回叫び神を呼び寄せる行事。 |
46 | 関東 | 利根川水系 | 龍頭神獅子舞 | 群馬県 | 伊勢崎市 | 10月第2土・日曜日 | 雨乞いの行事。日照りが続くと龍頭神獅子舞を踊り雨乞いを行う。 | |
47 | 関東 | 利根川水系 | 渡良瀬川 | 長柄神社の夏越の祓 | 群馬県 | 板倉町 | 7月25日 | 「夏越の祓い」の行事。農家に配布した人形を集めて、神官により「夏越の大祓」の神事を行い、渡良瀬川へ人形を流す行事。 |
48 | 関東 | 利根川水系 | 中禅寺湖 | 船禅頂(フナゼンチョウ) | 栃木県 | 日光市 | 8月4日 | 中禅寺湖周辺の霊場を巡る行事。中禅寺湖岸の霊場を船で巡拝する1200年前よりの古儀。 |
49 | 関東 | 利根川水系 | 巴波川 | 栃木の百八灯 | 栃木県 | 栃木市 | 8月6日(昔は旧7月7日) | 明治初頭から行われている盆の行事。市内を流れる巴波川に船を浮かべ、船べりには108本のロウソクを立て、これに火をつける。湊町の一番川上の橋まで上り、神主の祝詞・玉串奉奠が行われる。終わると船は戻り始め、川を下りながら船べりのロウソクを両岸の人々に投げる。このロウソクを拾ってお産のときに燃やすと、燃え尽きるまでの短時間にお産がすむという信仰がある。 |
50 | 関東 | 利根川水系 | 巴波川 | 日の出祭り | 栃木県 | 小山市 | 2月22日(旧1月11日) | 白鳥八幡宮で行われる行事。日の出を合図に神饌をささげ持った行列が神社に向かって出発する。この一行が持つ膳の赤飯は、神社のご神体の発見された場所と言われる巴波川の通称アカップチと呼ばれるところから汲み上げた若水で炊きあげたものである。 |
51 | 関東 | 利根川水系 | 渡良瀬川 | 灯ろう流し | 栃木県 | 足利市 | 8月17日 | 盆の精霊流しの行事。燈ろうに祖先の戒名を書いて川に流し、霊を送る。 |
52 | 関東 | 利根川水系 | 渡良瀬川 | 足利花火大会 | 栃木県 | 足利市 | 8月第1土曜日 | 明治36(1903)年に郡役所の開庁式と渡良瀬橋の開通式の祝賀のため花火を上げたことが始まりといわれる夏祭り。現在も市民や周辺地域の夏の風物として行われ「わたらせサマーフェスタ」の一環として毎年渡良瀬川河川敷で実施されている。 |
53 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 葛和田あばれ神輿 | 埼玉県 | 妻沼町 | 7月28日 | 江戸末期、利根川の渡船場として栄えた妻沼町葛和田の地元船頭が高瀬船で江戸まで荷を運搬中、暴風に遭い、日頃信仰している阿波の大杉様(水厄難船救護の神)にすがろうと「なむ大杉大明神」と唱えたところ水難をまぬがれた。このことがきっかけで始まったとされている行事。数十人の男衆が、重さ1トン以上ある大御輿を担ぎ、地区内を練り歩き利根川の中に入る。 |
54 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 三匹獅子舞 刀がかり | 埼玉県 | 三郷市 | 7月初旬 | 天正10(1582)年より伝わる獅子舞の行事。その中の「刀がかり」という演目には次のような由来がある。二郷半領は毎年洪水に苦しめられていたが、文化4年の洪水のとき、葛西領との境にある桜堤を切らなければ村が大変だというとき、堤を切られまいと警戒している人達を、三匹の獅子頭で驚かせ、堤を切り、村を助けたという伝承を後世に伝えるため、獅子舞の中で演じるようになった。三匹の獅子(大獅子、中獅子、女獅子)が社前にて九庭舞う内の一つで、大獅子が水を入れた二個の茶碗の間に、桜の枝を渡して切り開くような演技を行う。これが桜堤を切った場面を表している。三郷市指定文化財。 |
55 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | どろんこ祭 | 千葉県 | 野田市 | 4月 | 五穀豊穣と子孫繁栄を祈る行事。神輿が神池まで渡御し、泥池の中に飛び込んでもみ合い、岸辺の上から子供たちが囃しながら土塊を投げる。泥にまみれた神輿は、利根川の水で清められて還御する。 |
56 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 香取神宮式年神幸祭 | 千葉県 | 佐原市 | 午年の4月14〜16日 | 香取神宮の神幸行列、船渡御の行事。ササラ踊りなど、さまざまな芸能を織り交ぜた行列で利根川の鳥居河岸祭場へ向かう。津の宮で神輿を竜頭鷁首の御座船に移し、供船と利根川を水上渡御する。 |
57 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 龍ヶ崎のつく舞 | 茨城県 | 龍ヶ崎市 | 7月 | 雨乞いの行事。祇園祭の最終日に雨蛙の面をつけた舞男が曲芸を演じる。この役は昔は利根川筋の船頭がやっていたが、いまは鳶職の人が演じる。 |
58 | 関東 | 利根川水系 | 利根川 | 鹿島神宮の神幸祭・御船祭 | 茨城県 | 鹿島市 | 9月1・2日(御舟祭は12年に一度) | 鹿島神宮の神功皇后出征を守護する軍神の威容を再現する行事。鹿島神宮で毎年9月1日に神幸祭りが行われるが、12年ごとの午年9月2日には、御船祭りが行われる。鹿島市大船津から船出した鹿島の神の乗る御座船が多くの供奉船を率いて、鰐川から常陸利根川を遡る。 |
59 | 関東 | 利根川水系 | 九郷用水 | 金鑽神社の水口祭り | 埼玉県 | 神川町 | 4月30日 | 灌漑用水の水分りの安泰と稲の豊作を祈念する行事。江戸時代から行われており、神社建立以前は川原で行っていた。金鑽神社は九郷二十二カ村の総鎮守で、これらの村々は中世以前から灌漑用水として整備されてきた九郷用水の受益範囲に所在している。九郷用水の配水に先駆けて行われる。 |
60 | 関東 | 利根川水系 | 古利根川 | 鷲宮神社の夏越祭り | 埼玉県 | 鷲宮町 | 7月31日 | 夏越の祓いの行事。神社に芽の輪がつくられ、氏子は形代に託して悪疫を払う。午後6時すぎに神輿の行列がお旅所へ出発し、古利根川に形代を流す。神楽殿では神楽が奉納される。 |
61 | 関東 | 利根川水系 | 江戸川 | 庄和大凧あげ祭り | 埼玉県 | 庄和町 | 5月3、5日 | 凧揚げの行事。天平勝宝5(753)年出羽国西光寺の浄信という僧が、各地巡礼の折りに、養蚕の豊作占いとして凧揚げの話をしたことに由来する。江戸川河川敷で縦15m、横11mの大凧を百数十名の人達によって揚げられる。 |
62 | 関東 | 利根川水系 | 勤行川 | 下館祇園祭 | 茨城県 | 下館市 | 7月25〜28日 | 川で禊ぎを行う行事。神輿を羽黒神社にかつぎ入れ、参拝したのち町内の御仮殿に安置する。27日夜に渡御し、翌朝勤行川に入り神輿を清めて(かわとぎょ)羽黒神社に帰る。 |
63 | 関東 | 利根川水系 | 園部川 | 小川祇園祭 | 茨城県 | 小川町 | 7月21〜23日 | 園部川河口に流れ着いた御神体を祭る神社の行事で、神輿は洪水の折に園部川を漂っていたモノが寄進されたと伝わる。 |
64 | 関東 | 利根川水系 | 霞ヶ浦 | 土浦祇園祭(馬出し祭り) | 茨城県 | 土浦市 | 7月26〜28日 | この祇園祭は天王祭り・馬出祭りなどとも呼ばれ、神輿が川や海に入り氏子の罪や汚れを洗い流すもので、毎年7月最終土・日(旧6月14〜15日)に天王崎の八坂神社で行われる。一日目は、白装束の若衆による神輿が霞ヶ浦に入ってもみ合う「お浜入り」、二日目は本祇園で勇ましいかけ声の中馬場で馬と神輿の戦いが繰り広げられる。 |
65 | 関東 | 荒川水系 | 荒川 | 長瀞舟玉まつり | 埼玉県 | 長瀞町 | 8月15日 | 船頭が水上安全を祈りる行事。水難で命を落とした人々の供養を行っていたのが起源とされ、夕方に長瀞の船着場へ設けた祭場で水上安全浄祓祭が行われる。祭典終了後、神職が舟に乗り、安全祈願を行う。そして、ぼんぼりをつけた2隻の万灯船が屋台囃子とともに川を往来する。現在では花火大会も合わせて観光祭りとなっている。 |
66 | 関東 | 荒川水系 | 荒川 | 秩父神社の川瀬祭り | 埼玉県 | 秩父市 | 7月19、20日 | 川の中で禊ぎを行う行事。23日深夜、荒川でお水取りをし町内の八坂神社仮宮や辻々にまく。24日には川原の祭場に向かっての神幸行列があり、川原につくと水中へ勢いよく担ぎ込む神輿洗いが行われる。 |
67 | 関東 | 荒川水系 | 荒川 | 折原の川瀬祭り | 埼玉県 | 寄居町 | 7月 | 川辺で神事を行う行事。御神体が移された神輿は、氏子に担がれ猿田彦の先導で荒川の川原まで渡御し、川の中に設けた御旅所に安置される。安置されると神饌物を供えて祭典が行われる。現在では、荒川流域の川瀬祭りの中で、最も下流の祭りとされている。 |
68 | 関東 | 荒川水系 | 荒川 | 寄居玉淀水天宮祭 | 埼玉県 | 寄居町 | 8月3日 | 水上安全や水難者慰霊の行事。神輿が町内を渡御し、昼過ぎに玉淀河原で御座船に乗せられる。町内からたくさんの提灯をつけた山車船が1隻づつ出され、川面に流される。昭和初頭に花火大会が催されるようになった。 |
69 | 関東 | 荒川水系 | 荒川 | 脚折の雨乞い | 埼玉県 | 鶴ヶ島市 | 不定期(4年に1度、8月上旬頃) | 雨乞いの行事。江戸時代に日照りが続いたためにはじめ雨乞いのための行事で、群馬県邑楽郡板倉町の雷電神社からお水をいただき、白鬚神社で祈祷する。一方、巨大な龍蛇を作り地区内を担いでまわり雷電池に到着すると、龍蛇とともにいただいてきた水を池に注ぐ。 |
70 | 関東 | 荒川水系 | 浦山川 | 川施餓鬼 | 埼玉県 | 秩父市 | 8月 | 川施餓鬼の行事。夕刻、獅子舞奉納のあと、川原から六地蔵の施餓鬼旗を川に投げ込む。行事で、川端には石積みの祭壇を設けてあり、参列者は仏飯をいただく。 |
71 | 関東 | 荒川水系 | 赤平川 | オヒナゲエ(お雛粥) | 埼玉県 | 小鹿野町 | 4月3日 | 月遅れの雛祭りの行事。この日、子供が川原に筵を敷いてお雛様を飾り、粥を煮て1日楽しく過ごす行事。かつては赤平川に沿った三田川地区のほぼ全域で行われていた。 |
72 | 関東 | 荒川水系 | 赤平川 | 鉄砲祭り | 埼玉県 | 小鹿野町 | 12月14日 | 豊猟祈願の行事で、神輿の川瀬への渡御がある。 |
73 | 関東 | 荒川水系 | 隅田川 | 隅田川の花火 | 東京都 | 墨田区、台東区、江東区など | 7月27日 | 両国の川開きは、享保18(1733)年に川施餓鬼を目的として始まり、その後、将軍徳川吉宗が水神祭を行うようになったものと言われている。その時に料亭が許可をもらって花火をあげたのが花火大会の由来で、現在では東京の夏の風物詩である。 |
74 | 関東 | 荒川水系 | 隅田川 | 住吉神社例大祭 | 東京都 | 中央区 | 3年に1度、8月3〜5日 | 住吉神社の例祭の行事。正保元(1644)年頃に始まったと言われ「住吉講」によって運営される。神輿は御座船に乗せられ、二艘の供奉船とともに隅田川を下り、朝潮運河へ入り、再び出発の場所に戻って陸上げされ、氏子各町を回って御旅所に安置される。 |
75 | 関東 | 荒川水系 | 隅田川 | 浅草観音示現会 | 東京都 | 台東区 | 3月最終土日 | 約1300年前の推古36(628)年3月18日に、隅田川から観世音菩薩が引き上げられ安置された日を記念して行なわれる行事。金龍の舞・稚児・手古舞の行列が行われる。 |
76 | 関東 | 荒川水系 | 隅田川 | ぼんでん祭り | 東京都 | 墨田区 | 5月5日 | 白髭神社で行われている神事で、江戸時代、農民が五穀豊穣と隅田川の氾濫防止を祈願してとり行ったもの。“ぼんでん”とは紙で作った御幣のことで、神座舟では神官が災厄防除の祈願をし、清めの紙片を川にまく。 |
77 | 関東 | 荒川水系 | 木場公園内の池(かつては隅田川) | 木場の角乗り | 東京都 | 江東区 | 10月第1土曜日 | 木場の伝統的な行事。木場には産地から筏に組んで運ばれてくる木材を整理運搬する「川並」と呼ばれる筏師が大勢働くようになった。その彼らの間で、水の上で筏や用材を巧みにさばく技が競われるようになり、それを見物する観客で賑わうようになった。 |
78 | 関東 | 荒川水系 | 小名木川 | 川施餓鬼 | 東京都 | 江東区 | 7月最終金曜日 | 小名木川で、僧侶が水死者の供養、灯籠流しが行われる。 |
79 | 関東 | 多摩川水系 | 多摩川 | 厳正寺の水止舞 | 東京都 | 大田区 | 7月 | 雨が止むことを祈願する行事。舞は、縄をとぐろ状に巻いて作った一対の龍神が登場するなど洪水の被害がキッカケではじめられたと伝わる。 |
80 | 関東 | 多摩川水系 | 南秋川 | 御とう祭り | 東京都 | 檜原村 | 3月1〜2日 | 元亀3(1572)年ぐらいに始まったと言われる行事で、神前に供える米飯を川辺の湧水で米をとぎ、米と水を担いで神社の米炊き場に走り、火打ち石で火をおこすもの。 |
81 | 関東 | 多摩川水系 | 奥多摩湖 | 小河内神社祭礼 | 東京都 | 奥多摩湖 | 9月15日 | 奥多摩湖畔にある小河内神社はダムによって水没した小河内神社を合祀して出来たもので、9月15日の例祭日に、鹿島踊りや神楽、獅子舞など、旧小河内各村に伝えられてきた郷土芸能が奉納されている。 |
82 | 関東 | 相模川水系 | 相模川 | 大凧 | 神奈川県 | 座間市・相模原市 | 5月4・5日 | 江戸時代から続く行事で、相模川の河川敷で巨大な一張の大凧をひたすら揚げる。本来は、男児の育成を願ったものだが、養蚕や五穀豊穣の願いもこめられて行われていた。 |
83 | 関東 | 相模川水系 | 相模川 | 鯉のぼり | 神奈川県 | 相模原市 | 4月29日〜5月5日 | 昭和63(1988)年からはじめられた行事で、地域住民の家に眠っている鯉のぼりを提供してもらい川に泳がせる。河川敷には多くの見物客がある。なお、1200匹の鯉があがる。 |
84 | 関東 | 相模川水系 | 相模川 | 浜降祭 | 神奈川県 | 茅ヶ崎市 | 7月 | 寒川神社に由来する行事。県無形文化財。神社周辺から20数基の神輿が集まり、海上を渡御する祭りで"暁の祭典"といわれる。昔、寒川神社の神輿が馬入川(相模川)を渡る時、洪水で流されてしまい、この場所で見つかったことによる。 |
85 | 関東 | 富士川水系 | 富士川 | かりがね祭り | 静岡県 | 富士市 | 10月第1土曜日 | 「雁堤」を構築した古郡親子三代の偉業から300年を記念して、昭和62(1987)年から始められた行事。祭りを主たるイベントは「投げ松明」で蜂の巣と呼ばれる籠めがけて、松明を投げ上げるもの。 |
86 | 関東 | 富士川水系 | 富士川 | 南部の火祭り | 山梨県 | 南部町 | 8月15日 | 火祭りは川施餓鬼の「灯籠流し」、子供たちによる「投げ松明」、それに「百八灯」と「大松明」の4つの総称で、河原の暗闇の中で行われる。 |
87 | 関東 | 富士川水系 | 塩川 | 菅田天神社の禊祭り | 山梨県 | 塩山市 | 6月30日 | 穢れを清める祭り。氏子たちは形代(かたしろ)を持って神社にお参りし、納めた形代は塩川へ流される。 |
88 | 関東 | 富士川水系 | 御勅使川 | 水宮神社 | 山梨県 | 南アルプス市 | 天長11(834)年、御勅使川に洪水が発生し、天皇は勅使を派遣するとともに、御勅使川近くに水神を祀った。この水神が祀られているのが水宮神社である。 | |
89 | 関東 | 富士川水系 | 笛吹川 | 山梨岡神社春季例大祭 | 山梨県 | 春日居町 | 4月3〜5日 | 五穀豊穣、水害からの安全を祈り、神体が川渡御を行う行事。御室山から神霊を奉じて神輿に移し、神社から笛吹川まで神幸して戻って来る行事で、現在では川原で神輿を担いでいる。 |
90 | 関東 | 富士川水系 | 釜無川 | おみゆき祭(御幸さん) | 山梨県 | 一宮町 | 4月15日 | 水害からの安全を祈る行事。平安時代に甲府盆地西側の水害を治めるために朝廷から命ぜらたことから始まりと伝えられ、戦国時代には武田信玄が祭主となり甲州治水を祈らせたと言われている。紅おしろいに赤い長じゅばん、たすきがけに白い足袋という女性の格好をした神輿の担ぎ手が、「ソコダイ、ソコダイ」掛け声とともに、浅間神社から三社神社まで7里、(約28q)を練り歩く。神輿が浅間神社から三社神社に着くと川除けの儀式(水防祈願)が行われる。 |
91 | 関東 | 富士川水系 | 芦川 | 神輿の川渡り神事 | 山梨県 | 三珠町 | 4月第1日曜日 | 神体が川渡御を行う行事。神社での神事の後、20人ほどの若者に担がれた神輿は町境の芦川まで運ばれると、一斉に芦川の流れの中に神輿を担ぎこみ、川の中程で神輿を高々と押し上げる。 |
92 | 北陸 | 荒川水系 | 荒川 | 大したもん蛇祭り | 新潟県 | 関川村 | 8月最終の土・日 | 関川村に伝わる、大蛇伝説をもとに水死者の供養をする行事。昭和42(1967)年8月28日の羽越水害で亡くなられた方々の供養と村興しを兼ねた祭りで、昭和63(1988)年から始まった。長さ82.8m、太さ1.2m、重さ2トンのわらでつくられた大蛇を担ぎ、村内をねり歩く。この大蛇はギネスにも世界一と認定されている。 |
93 | 北陸 | 阿賀野川水系 | 阿賀川 | 阿賀川流域ふれあい交流イベント | 福島県 | 会津若松市、会津本郷町、北会津村、会津本郷町 | 8月上旬〜中旬 | 会津本郷町、北会津村、会津若松市と阿賀川流域の市町村が連携、協力して取り組む広域交流イベントの行事。打ち上げ花火、郷土芸能の演奏、音楽祭、模擬店等を行う。 |
94 | 北陸 | 阿賀野川水系 | 阿賀野川 | 舟玉祭り・帳祝い | 新潟県 | 津川町 | 2月11日 | 新年を祝う行事。江戸時代に阿賀野川水運の拠点港として栄えたころの川船業者達の新年の祝いが由来とされ、水上安全や商売繁盛を願う。また帳祝いは、商家が過去一年の商売の帳面を閉じ、新たな帳面を自ら用意して、やはり商売繁盛を祈った伝統行事。水運の衰退などとともにいずれの行事も一時期は無くなったが、観光協会などが伝統行事として三十年ほど前に復活させた。祭事は「切り餅(もち)の儀」、「祝い酒の儀」がある。 |
95 | 北陸 | 阿賀野川水系 | 日橋川 | 花しょうぶ祭り | 福島県 | 塩川町 | 6月中旬〜下旬 | 花に関するイベント。会津歴代藩主一家が水遊び等で日橋川に訪れていたことが由来となり、初夏を告げる36種、36,000株の花々が植えられる。 |
96 | 北陸 | 阿賀野川水系 | 日橋川 | 日橋川・川の祭典 | 福島県 | 塩川町 | 7月下旬 | 日橋川緑地公園の整備(平成7(1995)年)をキッカケにイカダ下りなど様々なイベント等を開催した行事。イカダ下り、魚のつかみ取り、カヌー教室等などが催される。 |
97 | 北陸 | 信濃川水系 | 信濃川 | 王神祭 | 新潟県 | 長岡市 | 11月5日 | 信濃川の治水と豊穣を願う行事。王神祭は、蔵王権現四王子(現金峰神社)の祭りで、雛形(ひながき)、年魚(ねんぎょ)、示鏡(しきょう)などの神事が行われ、その中でも年魚は、神官が信濃川で取れた鮭を直接手に触れず二本の鉄箸と包丁でさばき、鳥居の形にならべるものである。 |
98 | 北陸 | 信濃川水系 | 信濃川 | 長岡祭り | 新潟県 | 長岡市 | 8月1〜3日 | 信濃川で行われる花火大会で、長岡の十代藩主牧野忠雅の時代に、川越移封の命がくだり、天保12(1841)年に沙汰止みなったのを祝って「合図」を打ち上げた事が長岡花火の発祥といわれている。戦争で中止になったが昭和22(1947)年8月1、2日に「長岡市戦災復興祭」として復活する。昭和26(1951)年からは「長岡祭り」と名称を改めた。 |
99 | 北陸 | 信濃川水系 | 信濃川 | 新潟祭り | 新潟県 | 新潟市 | 8月7日〜9日 | 新潟市で行われていた住吉祭・万代橋の橋祭り(川開き)・開港記念祭・商工祭をまとめた行事。昼は神輿や山車、夜は信濃河畔の花火がみもので、7日夜は前夜祭として民謡流しがおこなわれる。 |
100 | 北陸 | 信濃川水系 | 大河津分水路 | 「分水桜まつり」おいらん道中 | 新潟県 | 分水町 | 4月第3日曜日 | おいらん衣装の仮装行列の行事。昭和5(1930)年ころ、日本舞踊のお師匠さんが、おいらんの衣装を身につけた弟子たちに仮装行列をさせたのが始まりといわれている。昭和11(1936)年から大河津分水の爛漫たる桜花の下でにぎやかに行われ、全国各地からたくさんの観光客が訪れている。桜花爛漫の下で、信濃・桜・分水の三太夫が絢爛豪華な衣装に身を包み、総勢70名にも及ぶ付き人をしたがえて優雅に練り歩く。 |
101 | 北陸 | 信濃川水系 | 中ノ口川 | 白根大凧合戦 | 新潟県 | 白根市、味方村 | 6月第4日曜日 | 中ノ口川をはさんでくりひろげられる凧合戦。由来は、江戸時代の中ごろ川を挟んで、白根市と味方村があり、白根側から揚げた凧が味方村へ落ちて家や農作物を荒らしてしまい、怒った味方側は対抗して大凧を制作して白根側へたたきつけたのが始まりと言われている。この合戦に使われる凧は和紙324枚張りの5m×7mという大きなもので、13組の凧で合戦する。 |
102 | 北陸 | 信濃川水系 | 中ノ口川 | 角兵衛獅子 | 新潟県 | 月潟村 | 6月6日〜11日 | 江戸時代後期、度重なる信濃川の水害による生活の困窮を救うため、月形村の百姓角兵衛が子供に獅子舞を教えて諸国をまわったのが始まりといわれている。歳月が流れ、川も整備されるようになり、巡業は行われなくなったが、昭和の初めには代表的な郷土芸能となった。 |
103 | 北陸 | 信濃川水系 | 相木川 | かなんばれ(家難はらい) | 長野県 | 相木村 | 3月3日 | 相木川の河原に子供たちが集い、古いヒナ人形に家々の穢れや災いをうつし、川に流す行事。 |
104 | 北陸 | 信濃川水系 | 鹿曲川 | 榊祭り | 長野県 | 望月町 | 8月15日 | 五穀豊穣・無病息災を願う行事。松明山から燃え盛るタイマツを手にした青年たちが駆け下り、鹿曲川に投げ入れる。これがすむと「榊さま」と呼ばれる大きな榊を飾った神輿で、勇壮に町内を練りまわる。 |
105 | 北陸 | 信濃川水系 | 沢山川 | 雨宮の御神事 | 長野県 | 更埴市 | 3年に1度の4月29日 | 平安時代に怨霊を鎮めるために始まったと言われる行事で、行列を組んで生仁川にかかる斎場橋までくると、「橋がかり」と称して、青年が獅子頭を持ち、橋の上からさかさ吊りになって獅子頭を振り回し、川の水をはねあげ、踊りにつかった扇子も川に投げこまれるので、この獅子の所作は厄払いとしての古風を伝えるものだと言われている。 |
106 | 北陸 | 信濃川水系 | 魚野川 | 十五夜まつり | 新潟県 | 堀之内町 | 9月14日〜16日 | 京都から伝播した行事と言われ、屋台囃子で演奏されるお囃子の基となった「祇園囃子」は、宮忠右衛門の娘が若い頃に京都に滞在中に習い覚えて堀之内に伝えたのが始まりと伝えられる。なお、16日の千秋楽に3日間繰り出した神輿が、八幡宮から与かった御礼を魚野川に納める「神輿流し」が呼び物の一つとなっている。 |
107 | 北陸 | 関川水系 | 関川 | 上越まつり(祇園祭) | 新潟県 | 上越市 | 7月23日〜29日 | 神輿が川渡御を行う行事。昔、直江津にあった福島城を廃し高田城を築城した際、直江津にあった八坂神社は高田地区への移転を拒み、代わりに祇園祭を高田へ出すようになった。この神輿が八坂神社から陸行して高田地区の陀羅尼八幡宮に着き、祇園祭が行われた後、八坂神社へ戻るために関川に架かる稲田橋から、御座船に乗って関川を下る。戦中に途絶えていたが、平成3(1991)年に復活した。 |
108 | 北陸 | 黒部川水系 | 黒部川 | 愛本姫社の祭り | 富山県 | 宇奈月町 | 6月21日 | この地域の洪水にまつわる民話を主題にした行事。旧愛本橋袂にあった一軒の茶屋にまつわる民話が発祥で、花火と共に大蛇が黒部川堤防から降りてきて、花嫁姿で待つ者と三々九度の盃をかわす行事が行われる。 |
109 | 北陸 | 黒部川水系 | 黒部川 | 愛本新用水のたいまつ祭り | 富山県 | 宇奈月町 | 10月5日 | 愛本新用水の通水を記念して行われるもので、巨大たいまつ2基を若い衆が担ぎ、子供達の持つ小たいまつ120本と共に用水沿いを下る行事。 |
110 | 北陸 | 黒部川水系 | 黒部川 | 墓ノ木たいまつ祭り | 富山県 | 入善町 | 10月13日 | 江戸時代に黒部川の大洪水で崩れた堤防工事のため、墓ノ木神明社前でたいまつを作り夜通し堤防に運んだことを伝える行事で、巨大なたいまつを神明社から上流の水神社まで運び、きれいに燃やしお参りする。 |
111 | 北陸 | 神通川水系 | 神通川 | 北日本新聞納涼花火大会 | 富山県 | 富山市 | 8月1日 | 戦死者の御霊を供養する行事。昭和20(1945)年に富山は戦災にあい、この日を記念して、慰霊祭として神通川原で花火大会が行われるようになった。 |
112 | 北陸 | 神通川水系 | 平湯川滝谷 | 平湯大滝結氷まつり | 岐阜県 | 上宝村 | 2月15日〜25日 | 平湯温泉観光協会が冬期の観光名所として「平湯大滝」にまつわるイベントを開催する。滝をライトアップし、バザー、獅子舞を行う。 |
113 | 北陸 | 庄川水系 | 庄川 | 庄川水まつり | 富山県 | 庄川町 | 8月下旬 | 庄川は、昔、木材の運搬や集積地として栄えてきたことを踏まえ、川や水をテーマにした「庄川水まつり」が開かれ、流木乗り選手権大会などの行事が行われる。 |
114 | 北陸 | 庄川水系 | 庄川 | 越中大門凧祭り | 富山県 | 大門町 | 5月第3日曜日 | 強く勇ましい子供の成長を願う行事で、昭和54(1979)年から、庄川の河川敷で凧揚げが毎年行われている。 |
115 | 北陸 | 小矢部川水系 | 小矢部川 | ねつおくり七夕祭り | 富山県 | 福光町 | 7月23日 | 虫送りの行事で、子供達が「オクルワァイ オクルワァイ、熱送るワイ」と太鼓の音に合わせて唄い囃しながら、わら人形を乗せた田の神舟(紙で作った張り子の舟)を担いで村々を回り、その舟を福吉橋から小矢部川へ投げ込む。 |
116 | 中部 | 狩野川水系 | 狩野川 | きにゃんね大仁夏祭り 川神浄(かわかんじょう) |
静岡県 | 大仁町 | 8月1日 | 川神様の御魂を慰めるの行事。竹と麦ワラで作った縦横3メートルの筏をタイマツが燃え尽きるまで流す。由来は暴れ川であったので川供養するために始められたと言われている。現在では、花火大会も開催される。昭和33(1958)年の狩野川台風以降、中止されていたが、昭和50(1975)年に復活、昭和56(1981)年には保存会が発足し継承されている。 |
117 | 中部 | 狩野川水系 | 狩野川 | 御天王祭 | 静岡県 | 韮山町 | 7月第2土・日 | 八坂神社の行事。青年たちが神輿を担ぎ、狩野川のタツミドと呼ばれる瀬に入って浄めをしていたが、現在は神輿は入らず、担ぎ手が川で体を清めてから担ぎ出す。 |
118 | 中部 | 大井川水系 | 大井川 | 平田のたるながし | 静岡県 | 本川根町 | 8月上旬 | 水害からの安全を祈る行事。かつて「暴れ川」といわれた大井川に、地元の人々は畏敬の念を抱き、水神に祈願した神事を始まりとしている。かも(小型のいかだ)を組みこれに松明(たいまつ)と御幣(ごへい)、五色の紙旗(かみはた)を飾って大井川に流す。 |
119 | 中部 | 大井川水系 | 大井川 | ヤマメ祭(田代諏訪神社例大祭) | 静岡県 | 静岡市 | 8月26、27日 | 田代の人々に神聖視されてきた御住ヶ池を水源とする明神谷は、田代以外の者がヤマメを釣ろうとしても「竿止め魚止めの呪術」がかけられている為、釣ることができなかったと伝えられ、神聖な谷に棲むヤマメを神饌として豊漁を祈る行事。 |
120 | 中部 | 天竜川水系 | 天竜川 | 時又の初午裸祭り | 長野県 | 飯田市 | 3月上旬(旧暦2月初午日に近い日曜日) | 承久3(1221)年の承久の乱で、小笠原長清が戦いの後に天竜川で身を清めたことに由来する行事で、昭和35(1960)年に地元の人たちが神輿を天竜川に担ぎ込んで競うはだか祭りとして復活させた。祭りは、境内で豊作、厄除け、交通安全の祈願を行ったのち、神馬に捧げる水を天竜川から汲む神事のはだか祭りが始まり、神馬神輿を担いで天竜川へ行列し、川に飛び込んで神輿洗いをし、タル神輿に御神水を汲みこんで長石寺へ戻り、この御神水で木馬の目を洗う。 |
121 | 中部 | 天竜川水系 | 諏訪湖 | 御柱祭 | 長野県 | 茅野市、諏訪市、下諏訪町 | 7年に1度、申・寅の年、4月上旬から5月中旬 | 御柱祭は、樹齢数百年のモミの大木(御柱)を氏子たちが力をあわせて里まで引く行事で、途中、御柱を宮川の水で清めて渡す川渡しがある。 |
122 | 中部 | 天竜川水系 | 三峰川 | さんよりこより | 長野県 | 伊那市 | 8月7日 | 「さんよりこより」とは、当時の人々が「二度と洪水が起きないように」と願いを込めて始めた行事と言われ、三峰川を天の川に見立て、「七夕伝説」に例える祭りが行われ、願いごとを書いた七夕飾りを子供たちが持ち寄り円陣を作る。そして円の中央で笠をかぶって太鼓を打ち鳴らす2人の大人を「洪水を起こす荒神(鬼)」に例えて、そのまわりを「さんよりこより」といいながら3周してから鬼を青竹で打ち、これを3回繰り返す。これは、神輿が川を渡る際のお払いともいわれ、鬼退治が終わると神輿の中に御神体を入れて、五色の旗15本の行列とともに三峰川を渡り、対岸の桜井の天伯社でも子供が「さんよりこより」を行い、再び川を渡る。 |
123 | 中部 | 天竜川水系 | 気田川 | つなん曳き | 静岡県 | 春野町 | 5月5日(節句) | 雨乞いと洪水防御に関する行事で、柳で大蛇をつくり町中を曳きまわし、川へ投げ込み、雨を乞うとともに大雨になって洪水にならないようにと願う。投げ込まれた大蛇は引き上げて燃やす。 |
124 | 中部 | 矢作川水系 | 矢作川 | 米津川まつり(万灯流し) | 愛知県 | 西尾市 | 8月15日(隔年、西暦奇数年) | 戦争や三河地震の犠牲者の霊を慰めようとして始められた灯籠流し。合わせて仕掛け花火や、打ち上げ花火が行われる。 |
125 | 中部 | 矢作川水系 | 乙川 | 岡崎観光夏まつり | 愛知県 | 岡崎市 | 8月第1土曜日 | 昭和34(1959)年頃に菅生神社奉納花火と合同で開催されるようになった夏祭りの行事。菅生川に三層の楼を構えた鉾船(車楽船)を浮かべ、天王囃子を奏しながら川を回遊する。夜に入ると360個の提灯を半球に並べ、さらに三河花火と呼ばれる花火を打ち上げる。 |
126 | 中部 | 豊川水系 | 豊川 | 天王祭り | 愛知県 | 豊川市 | 8月上旬 | 津島神社のお札を迎えて、厄払いを行う行事で200年の伝統をもつ。豊川の中流、牟呂松原頭首工直上流海倉淵付近で開催される火祭りで、提灯で「天」の字を描く。 |
127 | 中部 | 庄内川水系 | 庄内川 | 岩塚の杵こさ祭り | 愛知県 | 名古屋市 | 2月28日(旧暦1月17日) | 平安時代の元慶8(884)年頃に始まった厄払いの行事。庄内川の中ほどに一本の青竹を立て、獅子頭役が竹に登り神札を取り、竹の折れた方角によって豊凶を占う。また、祭具に触れると厄除けができると言われている。「きねこさ祭り」の名前は、祭りに使用する祭具のきね(たて杵)こさ(杵からこすり落とした餅の意)に由来する。名古屋市無形民族文化財である。 |
128 | 中部 | 木曽川水系 | 木曽三川 | 治水神社春季大祭 | 岐阜県 | 海津町 | 4月25日 | 治水神社の例祭。治水神社は宝永治水と称される木曽三川の分流工事に総奉行として貢献した薩摩藩の平田靭負を祭神として、昭和13(1938)年5月に地元有志によって油島締切堤に建立されたものである。毎年4月と10月に大祭があり、薩摩義士顕彰会によって御輿の渡御詩吟舞踊の奉納が行われている。 |
129 | 中部 | 木曽川水系 | 長良川 | 長良川まつり | 岐阜県 | 岐阜市 | 7月16日 | 水難防止と鮎供養を兼ねた行事。昔は、この祭りが終わると水泳をしてもよいとされていた。当日は船上に富士山、扇、三重塔などを提灯で形づくり、川をこぎ出す。 |
130 | 中部 | 木曽川水系 | 長良川 | "みそぎ祭(岐阜はだかまつり) 池之上みそぎ祭り" | 岐阜県 | 岐阜市 | 12月第2土・日曜日 | 岐阜市内の葛懸神社に古くから伝わる行事。氏子は裸になり、長良川に飛び込みもみ合い一年間の罪や穢れを清め、来年の災厄を防ぐ。 |
131 | 中部 | 木曽川水系 | 長良川 | 長良川花火大会 | 岐阜県 | 岐阜市 | 7月最終土曜日または8月第1土曜日 | 夏祭りの行事。7月最終土曜が中日花火大会、8月第1土曜が岐阜新聞主催花火大会が行われる。1時間半の間に3万発の花火が打ち上げられる。 |
132 | 中部 | 木曽川水系 | 杭瀬川 | 宝光院左目不動節分会はだか祭り | 岐阜県 | 大垣市 | 2月3日節分 | 節分の厄祓いの行事で、神男を中心に杭瀬川の寒流で禊をする。厄年の男が神男に触れると厄が落ちるといわれる。 |
133 | 中部 | 木曽川水系 | 大江川 | 多加木の孟蘭盆会 | 愛知県 | 一宮市 | 7月7日 | 先祖の御霊を迎える行事。冥土から1年に1度先祖を迎えるもので、墓へ華や果物を供える。先祖を送る時には、冥土への土産に、団子をつくり、生花やそのほかの供物とともに、近くの大江川に流す。 |
134 | 中部 | 櫛田川水系 | 蓮川 | 森と湖に親しむ旬間 | 三重県 | 飯南郡飯高町 | 7月下旬 | 国民に森や湖に親しむ機会を創出し、森林やダム・河川等の重要性について、国民の関心を高め理解を深めることを目的とした行事。 |
135 | 中部 | 櫛田川水系 | 蓮川 | 奧香肌湖春祭り | 三重県 | 飯南郡飯高町 | 4月上旬 | 上下流交流をする機会を創出した行事。 |
136 | 中部 | 櫛田川水系 | 蓮川 | 奧香肌湖マラソン大会 | 三重県 | 飯南郡飯高町 | 10月頃 | ダム周辺の環境を理解してもらうための行事。 |
137 | 中部 | 宮川水系 | 大内山川 | おんべまつり(御贄祭) | 三重県 | 大宮町 | 7月第1日曜日 | アユ漁や豊作の良し悪しを占う行事。生きているアユ一尾ずつを宮川の上流大内山川の東岸の岩の上から、川の中にある岩石の穴に向かって投げて占う。 |
138 | 近畿 | 由良川水系 | 由良川 | 堤防まつり(堤防神社) | 京都府 | 福知山市 | 8月15日 | 福知山市街地を守る大堤防の恩恵に感謝し、先人の偉業を讃え、水害の苦渋を忘れることのないように、治水事業に感謝する行事が行われるようになった。行事は、神を祀るとともに、堤防付近で神輿を担ぎ祭りが行われ、福知山市内を巡行する中で、橋梁2カ所、排水機場2カ所、樋門1カ所で神事が行われる。 |
139 | 近畿 | 由良川水系 | 由良川 | 綾部水無月祭 | 京都府 | 綾部市 | 7月28日 | 綾部神社で100年前よりある万灯流しの行事。 |
140 | 近畿 | 淀川水系 | 淀川 | 海老江八坂神社の御火焚のキョウ | 大阪府 | 大阪市 | 12月15・16日 | 淀川に船を出し、淀川の水を使って「米とぎの儀」が行われていた。現在では、頭屋宅の庭に作られた一間四方位の忌竹で仕切られた所で米とぎの儀が行われる。 |
141 | 近畿 | 淀川水系 | 琵琶湖 | 山王祭 | 滋賀県 | 大津市 | 4月12〜15日 | 1300年前から行われている日吉大社の行事。神輿渡御、宵宮落とし(神輿振り)、桂奉祭などがある。桂の小枝を神輿に挿し、大津より大榊還幸を迎え、船で唐崎に渡御、湖上で粟御供献備式ののち還御する。 |
142 | 近畿 | 淀川水系 | 愛知川 | 祇園納涼祭り | 滋賀県 | 愛知川町 | 7月20日 | 愛知川の河川敷で行われる祇園納涼祭花火大会は、明治初期に祇園神社の祭礼として始まったと言われ、旅の安全と河川を守る神として祀られる牛頭天王を勧請して行われている。 |
143 | 近畿 | 淀川水系 | 瀬田川 | 御手洗(みたらし)祭り | 滋賀県 | 大津市大石中 | 7月31日 | 神社に奉納された人形を神官が読み上げて瀬田川に突き出した祓所から投げ捨てて、罪や穢れを流し去る行事。その年の前半の罪穢れを祓い、清らかな心身で夏を越すことを祈る神事。 |
144 | 近畿 | 淀川水系 | 大堰川 | 三船祭り | 京都府 | 京都市 | 5月第3日曜日 | 三船祭りは昌泰元(898)年、宇多上皇が大堰川に行幸の際に行われた御船遊びが起源といわれ、「三船」という名称は、白河天皇が大堰川行幸の際、漢詩と和歌と奏楽に長けたものをそれぞれ三隻の船に分乗させたということから始まったと言われている。 当日は、正午から神幸祭が営まれ、車折神社を出発した神幸列が、見物人が乗船する「御座船」を始め、管弦楽の「龍頭船」をはじめ「げきす船」「流扇船」「詩歌船」「稚児船」など、20数隻の芸能船が出て、王朝絵巻さながらの優雅な船遊びを再現する。 |
145 | 近畿 | 淀川水系 | 大堰川 | 嵐山もみじ祭り | 京都府 | 京都市 | 11月第2日曜 | 第2次世界大戦後の復興のため始まられた行事で嵐保勝会が主催する。行事は、筝曲小督船・今様歌舞船などが船上の舞台で演ぜられ、その後に、舞楽・天竜寺・落柿舎・祗王・大覚寺・車折芸能の各船が出て大堰川で雅楽などを奏しつつ船遊びをする。 |
146 | 近畿 | 淀川水系 | 桂川 | 嵐山の万灯流し | 京都府 | 京都市 | 8月16日 | 先祖や水難事故の犠牲者を供養するための行事で、渡月橋畔の臨川寺で法要を行ない、8時より灯篭を流す。天龍寺や大覚寺などでつくる嵯峨仏徒連盟が昭和23(1948)年から続けている。 |
147 | 近畿 | 淀川水系 | 桂川 | 御田植祭 | 京都府 | 京都市 | 7月20日 | 豊作を祈る松尾大社の行事。松尾大社は6世紀頃に桂川を治水し、開発を行った秦氏が建立したと言われる。酒造りの神様としても信仰がある。行事は3人の植女が、神前で早苗を受け、それを持って若者の肩に乗り、拝殿を3周したのち、桂川で豊作の祈願をする。 |
148 | 近畿 | 淀川水系 | 貴船川 | 雨乞祭り | 京都府 | 京都市 | 3月9日 | 雨の恵みと五穀豊饒を祈る行事。境内に湧き出る御神水を供え、祝詞を奏上の後、手桶の御神水を社殿の外に向かって榊の葉で「雨もたれ雨もたれ、雲にかかれ、鳴神じゃ」と唱えながら天地に水を散水し祈願する。 |
149 | 近畿 | 淀川水系 | 貴船川 | 貴船の水祭り | 京都府 | 京都市 | 7月8日 | 雨乞神事で、降雨・晴天の恵みを願う行事。料理を古式の調理法で調理し、神様に捧げ祈願、水恵の喜びを歌や舞などが行われる。 |
150 | 近畿 | 淀川水系 | 鴨川 | 祇園祭 | 京都府 | 京都市 | 7月10・28日 | 八坂神社の例大祭行事で、貞観11(869)年から始められた言われる。当時、疫病が蔓延しその悪疫を鎮めるための神事として始まり、神輿を運び川水で清める行事が行われる。 |
151 | 近畿 | 淀川水系 | 放生川 | 勅祭 石清水祭 | 京都府 | 八幡市 | 9月14・15日 | 神幸は深更から暁闇に行われ、神幸のあとに、男山前の放生川に魚や鳥を放しその供養が行われる。 |
152 | 近畿 | 淀川水系 | 宇治川 | 大幣の神事 | 京都府 | 宇治市 | 6月8日 | 縣神社に伝わる伝統的な行事。神輿の還幸に先だち2丈余の大幣の上に布張の3枚の笠に松の枝をそえ、縄をはって引く。あとに柄と杓とざるで作った鉾や黒塗りの下駄をもってゆく行列が続く。幣にふれると祟るといわれ、宇治橋上から川に投げ込む。 |
153 | 近畿 | 淀川水系 | 宇治川 | 弁天祭り | 京都府 | 京都市 | 7月28日 | 往来する船の守護神として信仰を集めた弁財天にちなんで行われる行事。船渡御は篝船2隻や御輿船・囃子船を浮かべ行われ、篝船から飛び込むと水難に遭わないといわれる。 |
154 | 近畿 | 淀川水系 | 堂島川 | 天神祭り | 大阪府 | 大阪市 | 7月24・25日 | 船渡御の行事。船渡御は御神霊を乗せた奉安船を中心に、供奉船が取り囲んで天神橋から大川をさかのぼって行き、川上の飛翔橋からは奉安船を迎えるための奉拝船が下って行く。双方合わせて100隻あまり。大川の中流に差し掛ると、水上祭が始まる。また、川の中ほどに固定された舞台船では、厳かな神楽や多彩な伝統芸能が上演される。なお、二千発あまりの花火が打ち上げられる。 |
155 | 近畿 | 淀川水系 | 正連寺川 | 川施餓鬼 | 大阪府 | 大阪市 | 8月26日 | 水死者を供養する行事。かつて大阪市内の川や堀割りの所々で行われていた。 |
156 | 近畿 | 大和川水系 | 飛鳥川 | 綱掛け神事 | 奈良県 | 明日香村 | 1月11日 | 五穀豊穣を願う行事で、飛鳥川に隣接する二つの村で、綱を川越しに二本の木に掛け渡すことが行われ、二つの村が合わさると、五穀豊穣が期待できると言われている。 |
157 | 近畿 | 円山川水系 | 円山川 | 出石神社 | 兵庫県 | 出石町 | 新羅国の天日槍命が渡来して出石の地を領したが、当時は豊岡平野一帯は濁った泥湖であった。天日槍命が瀬戸(現在の円山川河口近く)の津居山を開くと、泥水が日本海に流れ出し、豊かな平野が生まれたと言われている。この天日槍命が国土開発の祖神、治水の神様として但馬一ノ宮の出石神社にまつられている。 | |
158 | 近畿 | 紀の川水系 | 紀の川 | 吉野川祭り花火大会 | 奈良県 | 五條市 | 8月15日・16日 | 盆の行事。昭和33(1958)年の8月15日に辯天宗が、盂蘭盆(うらぼん)として「灯籠流し」と「花火大会」を行ったことが始まりとなっている。その後、昭和39(1964)年に地域の町おこしに地元の商工会のメンバーが「商工祭り」を8月16日に行い、併せて花火大会も開催された。昭和46(1971)年には、各種団体等の参加により「吉野川祭り花火大会」と名称が改められ現在に至っている。辯天宗の灯籠流し、吉野川暴れ太鼓、市内パレード、花火やレーザー光線などを行っている。紀の川(吉野川)の川原で行われる。 |
159 | 近畿 | 紀の川水系 | 紀の川 | 紀の川流し雛 | 和歌山県 | 粉河町 | 3月下旬 | 流し雛の行事。伝承について3つのいわれがあり、一つは粉河町の風市神社には古くから紙を人型に切り、これに願いを書き込み、紀の川に流し身のけがれや不幸を洗い流すとされている。二つ目は粉河寺では、3月3日に流し雛の祈願祭を行い、紀の川に流していたとされている。三つ目は、邪馬台国のヒミコへの追想の行事として紀の川で人型流しを行ったことと言われている。 |
160 | 近畿 | 新宮川水系 | 熊野川 | 御船まつり | 和歌山県 | 新宮市 | 10月15・16日 | 熊野速玉大社の例大祭の行事。 乙基河原への水上神幸と早船の競漕が行われ、、最後は9艘の早船が熊野川本流を下り、新宮川原を目指して漕ぎ競う。昭和39(1964)年に県の無形民俗文化財に指定された。 |
161 | 近畿 | 九頭竜川水系 | 九頭竜川 | 勝山左義長祭り | 福井県 | 勝山市 | 2月24・25日 | 家内安全・五穀豊穣を祈願する行事。九頭竜川の堤防で御神体の松飾りに火をともし神送りをする。 |
162 | 近畿 | 九頭竜川水系 | 水海川 | 水海能舞神事 | 福井県 | 池田町 | 2月15日 | 鵜甘神社で行われる伝統芸能である能の行事。上演される田楽能舞に先立って、当日朝水海川で水垢離をとる。 |
163 | 近畿 | 北川水系 | 遠敷川 | 御香水 | 福井県 | 小浜市 | 3月2日 | 「水送り」の行事。東大寺のお水取りに、若狭井の水を送る。 |
164 | 中国 | 千代川水系 | 千代川 | 用瀬の流しびな | 鳥取県 | 用瀬町 | 4月15日 | 室町時代(行事化されたのは江戸時代)から旧暦の3月3日の「桃の節句」に行われる千代川で行われる厄払いのための”雛送り”の伝統行事である。少女達が因州和紙で作られた雛人形、ひしもち、花などを流し穢れや災厄を祓う。同時に焚き上げも千代川河原で行われ、壊れた人形をあつめ、神官が祝詞をあげて火をつける。 |
165 | 中国 | 千代川水系 | 千代川 | あゆ祭り | 鳥取県 | 河原町 | 7月最終土曜日 | アユの豊漁を願うと同時に、「アユの町・かわはら」をPRするために開催された行事。川下りレース、アユのつかみどり、バザー、郷土芸能、子ども太鼓、女性あゆ太鼓、花火大会などが行われる。 |
166 | 中国 | 千代川水系 | 千代川 | 賀露神社船御幸祭(ホーエンヤ祭) | 鳥取県 | 鳥取市 | 4月29日(2年に一度大祭) | 航海の安全や海の幸の祈る行事で、箱船に乗って御旅所に向かう。箱船の上では、麒麟獅子舞の奉納などがある。 |
167 | 中国 | 日野川水系 | 日野川 | 日野川まつりいかだレース | 鳥取県 | 日吉津村 | 7月下旬 | 平成元(1989)年から毎年行っている行事。手作りいかだレースを行う。 |
168 | 中国 | 日野川水系 | 法勝寺川 | 申し上げ祭り | 鳥取県 | 西伯町 | 12月4日 | 収穫感謝の行事。神官が切ってくれる白幣を竹にはさんで幣串をつくり、この水神幣を家に持ち帰り、それを井戸端や水洗い場の水道の蛇口近く、あるいは池や川などの水に関係する場に立てる。また神社に藁で蛇の形をした「荒神」をつくり祀る。 |
169 | 中国 | 斐伊川水系 | 宍道湖、大橋川 | 水郷祭 | 島根県 | 松江市 | 8月の第1土・日曜日 | 昭和4(1929)年から始まった松江市最大の行事。2日間にわたり、約8,500発の花火が打ち上げられる湖上花火大会で、「水郷船行列」や、「水辺の市」など、周辺地域から約30万人の人出を集める夏の一大イベントである。 |
170 | 中国 | 斐伊川水系 | 宍道湖、大橋川、中海 | 城山稲荷神社式年神幸祭(通称:ホーランエンヤ) | 島根県 | 松江市 | 12年に一度、5月10日 | 城山稲荷神社の神事で豊作を祈る行事。松江城藩主松平直政公が出雲に入国して10年目の慶安元(1648)年は天候不順で不作が予想されたので、御神霊を阿太加夜神社にお運びし、1週間にわたり豊作を祈ったのが始まりとされている。櫂伝馬とよばれるおどり船を先頭に、神楽船、御輿船、お供え船などの船行列が1kmにわたり、金色の宝珠を中心に色とりどりの旗、のぼりをなびかせ、豪華な時代絵巻となって、古くから伝承された歌舞伎の衣装で着飾ったお囃子の子どもたちそして、櫂漕ぎの若い衆など「ホーランエンヤ、ホーランエーエ、ヨヤサノサ、エーララノランラ」のかけ声とともに船行列が繰り広げられる。 |
171 | 中国 | 江の川水系 | 江の川 | 厄ながし | 広島県 | 庄原市 | 7月31日 | 夏越の祓いの行事。厄を落とす人が、紙の人形をもって川につくった茅の鳥居をくぐって川に流していた。現在は、川に流せないため神社へ奉納して焼いている。 |
172 | 中国 | 江の川水系 | 江の川 | 夢ふたたび江の川−咲け 帰ってこい | 広島県 | 三次市 | 3月9日 | 平成7(1995)年より江の川へ鮭のかえってくることを願って開催する行事。市民参加をよびかけ鮭の放流を行っている。 |
173 | 中国 | 江の川水系 | 江の川 | 厳島神社 管弦祭 | 広島県 | 三次市 | 7月25日 | 玉替神事からはじまったといわれて、神様を乗せた御座船を厳島神社から江の川に巡航させる。 |
174 | 中国 | 江の川水系 | 江の川 | えんこう祭り | 島根県 | 桜江町 | 5月5日 | 水難防止を祈願して行われる行事。いたずらをして捕まったえんこう(河童)が「もう決して悪さをしません」という約束を川べりの大岩に刻みつけたことから始まったと言われ、今では、水郷祭、神楽等が行われる。 |
175 | 中国 | 江の川水系 | 江の川 | 山辺神宮祇園大祭 | 島根県 | 江津市 | 4年に一度の7月20日 | 航海の安全を祈る行事で、正徳3(1713)年ごろ、河口にある江津港に出入りする船の航海安全を祈願して始められた。神輿を乗せた御座船が3隻の櫂揃(かいぞえ)船と約30隻の供奉船を従えて『ホーオンエー』(報恩栄)『ホーランエー』(宝来栄)の掛け声をかけて進む。通常は御輿が町内を廻るだけだが、4年に一度御輿を船に乗せて廻る。 |
176 | 中国 | 高津川水系 | 高津川 | 益田水郷祭 | 島根県 | 益田市 | 8月上旬 | 水郷祭は、八幡宮の御神体を高津の川へご招待し、舟遊びでおもてなしをしたのが始まりと言われている行事で、今では、花火大会など多彩な催し物が行われる。 |
177 | 中国 | 吉井川水系 | 梶並川 | 当人祭り | 岡山県 | 勝田町 | 10月第1土曜日の深夜 | 無病息災、願望成就のため、川で禊ぎを行い、精進した生活をする行事。氏子から選ばれた当人は大晦日に神社に参り、お籠りをして、元日に牛玉をいただいて帰ってから、10月の祭までの長期間にわたって精進潔斎の生活をして、毎朝、梶並川で水垢離をする。 |
178 | 中国 | 太田川水系 | 太田川 | 住吉祭(住吉さん) | 広島県 | 広島市 | 7月23・24日 | 住吉祭は、享保17(1732)年に住吉三神(航海の神様)祀った神社で行われる行事で、その由来は、住吉神社が移設されたのをキッカケに行われるようになったもので、もとにあった場所への里帰り行事として行われるようになったものと言われている。祭りは、祭神を奉じた御座船が、元安川の明治橋下を出発し、1キロ程川上の空鞘神社前にいたって住吉神社へと還御するものである。 |
179 | 中国 | 太田川水系 | 太田川 | とうろう流し(平和記念式典) | 広島県 | 広島市 | 8月6日 | 原爆犠牲者の慰霊のため灯籠流しを行う行事。昭和24(1949)年頃より始められ、約10,000個の灯籠が太田川に流される。 |
180 | 中国 | 太田川水系 | 太田川 | 江波の火祭り | 広島県 | 広島市 | 8月7日 | 船渡御の行事。太田川の下流、江波港内に篝火を焚き、江波の漕伝馬(厳島神社の管絃祭の曳船)が下流部、港内で御座船を曳航する。 |
181 | 中国 | 太田川水系 | 太田川(放水路) | ひろしま夏祭り太田川花火大会 | 広島県 | 広島市 | 8月10日 | 夏祭りの行事。歌と踊りがあり、花火20,000発が打ち上げられる。 |
182 | 中国 | 太田川水系 | 京橋川 | 八剣神社 | 広島県 | 広島市 | 太田川の堤防修築にあたり、人柱のかわりに名剣を堤防に埋めた。元和3年に剣をまつる小さな祠が建てられ、以来水の守護神として京橋川を見守っている。 | |
183 | 中国 | 小瀬川水系 | 小瀬川 | 大竹市の雛流し | 広島県 | 大竹市 | 3月3日 | 流し雛の行事。女の子達が墨で目と鼻、紅で口を描いた男雛、女雛を藁で編んだ桟俵にのせ、菜の花や桃などの小枝を添えて川に流す。 |
184 | 中国 | 佐波川水系 | 佐波川 | 金鮎祭 | 山口県 | 防府市 | 5月15日 | 防府天満宮の行事。菅公が太宰府へ向かう途中、当地の勝間の浦に来た時に、この地の人々に厚くもてなされ、感謝の気持ちとして金の鮎12尾を国司の土師信貞へ託したと言われている。金の鮎を祀るようになり、毎年5月15日には佐波川の若鮎を御神前にお供えしてお祭をする。 |
185 | 中国 | 佐波川水系 | 佐波川 | 名越神事 | 山口県 | 防府市 | 6月30日 | 防府天満宮の名越(夏越)神事の行事。「輪くぐり」とも云われ、祓清めた藤葛の輪をくぐり抜けることにより、罪穢を祓除き、清々しい身体で暑い夏を無事祈る神事。藤葛を使い輪を作り、神職・巫女・参拝者全員が輪をくぐり抜けると、藤葛を持ち帰り近所の新築・結婚・出産等の慶事のある家に供える風習が伝えられている。また厄除けのために形代をつくり神官が川へ流す行事もある。 |
186 | 中国 | 佐波川水系 | 佐波川 | 御神幸祭 | 山口県 | 防府市 | 11月第4土曜日 | 防府天満宮の神事。多くの人々が佐波川で水垢離をして、その後、網代を引き、神輿をかつぎ行い、菅公御着船ゆかりの地、勝間の浦(御旅所)までを往復する行事。 |
187 | 四国 | 吉野川水系 | 吉野川 | 早明浦湖水祭り(やまびこカーニバル) | 高知県 | 土佐町 | 8月中旬 | 水源地域と受益地域の交流を通して水の大切さについて理解を深める目的で開催される行事。 |
188 | 四国 | 吉野川水系 | 吉野川 | 施餓鬼舟(瀬掛け) | 高知県 | 大豊町 | 8月16日 | うら盆の行事である迎え火・送り火が変化して大豊町独自の風習となった灯籠流しの行事。長さ7〜8メートル、幅2〜4メートルくらいの舟形の中央におよそ10メートルの枝のついた竹をたて、その竹と舟の周囲に200〜300個の提灯に火を灯し流す。 |
189 | 四国 | 吉野川水系 | 吉野川 | 池田へそっ湖まつり | 徳島県 | 池田町 | 9月上旬 | ダム、周辺環境への理解、関心を高めるために行われる行事。 |
190 | 四国 | 吉野川水系 | 吉野川 | 吉野川フェスティバル | 徳島県 | 徳島市 | 8月上旬 | 吉野川への理解、関心を高めるために行われる行事。 |
191 | 四国 | 吉野川水系 | 銅山川 | 湖水まつり | 徳島県 | 伊予三島市 | 8月上旬 | ダムや周辺環境への理解・関心を高めるために行われる行事。 |
192 | 四国 | 那賀川水系 | 那賀川 | 阿南の加茂谷鯉まつり | 徳島県 | 阿南市 | 5月の連休中 | 地域の活性化と子供たちの健やかな成長を願って開催している行事。那賀川の上空に2,000匹以上の鯉のぼりを泳がせ、その真下で舟遊覧等のイベントや各種バザーを実施している。 |
193 | 四国 | 那賀川水系 | 那賀川 | 万代まつり | 徳島県 | 羽ノ浦町 | 7月下旬 | 18世紀末に、庄屋吉田宅兵衛が1,070mの堤防を私財をなげうって築造したことを讃えるために行われる行事。宅兵衛を称える碑を建立し、年に1度まつりを開催し、やぶさめ一輪車や鮎のつかみ取り等のイベント及び各種バザーを催している。 |
194 | 四国 | 土器川水系 | 土器川 | 田潮八幡宮のあばれ神輿 | 香川県 | 丸亀市 | 10月の第3日曜日 | 田潮八幡宮の例祭で、獅子舞とともに土器川を神輿が渡る行事。神輿洗いという禊(みそぎ)の行事から起こったもので、土器川に御旅所(おたびしょ)を設け渡御祭場とし、この御旅所に神輿が到着した後、若者たちが神輿をかついで、水中で暴れまわる。この神輿の暴れるのがはでなほど、その年は豊作だといわれている。 |
195 | 四国 | 肱川水系 | 肱川 | ダム祭り | 愛媛県 | 野村町 | 5月3日 | ダム建設に由来する行事。野村ダムが完成した昭和57(1982)年の春に鯉のぼり150匹がダム湖上に張り渡され、これが昭和58(1983)年の野村町による第1回ダム祭りへと発展した。 |
196 | 四国 | 肱川水系 | 肱川 | 納涼祭 | 愛媛県 | 野村町 | 8月14日 | 元々、町内の別の場所で行われていた行事がダムが完成した年から会場をダムに移して行われるようになった。ダム湖畔では花火大会、ダム公園・水上ステージではガーデンパーティー、民謡、カラオケ大会など多彩な行事が催されている。 |
197 | 四国 | 肱川水系 | 黒瀬川 | 実盛送り | 愛媛県 | 城川町 | 6月最終日曜日 | 虫送りの行事で、川筋の村落が共同して行っている。行事は、稲作の神様の人形を稲ワラで作り、それを行列の先頭に押し立てて太鼓等を鳴らしながら次々と下流の地区に送りついで行く。最後に人形を奉じた地区では、供物を添えて川に投げ入れる。 |
198 | 四国 | 肱川水系 | 小田川 | 五十崎大凧合戦 | 愛媛県 | 五十崎町 | 5月5日 | 男子の初節句を祝う行事で、由来は鎌倉時代までさかのぼるといわれる。両岸から競って揚げる大凧が川中の空中で絡み合うと双方の若者が乱闘を演じることもあり「喧嘩凧」とも呼ばれる。 |
199 | 四国 | 物部川水系 | 後川 | えんこう祭 | 高知県 | 南国市 | 6月第1土曜日 | えんこう祭は子供たちが水難に遭わないように祈る行事。9組に分かれた子供たちは川辺の葦を刈ってきて、高さ1メートルほどの円錐状などの覆いを作りその中に供え物をする。なお、猿猴の好物とされる胡瓜は必ず供えられる。 |
200 | 四国 | 物部川水系 | 物部川 | 堰留神社 | 高知県 | 南国市 | 堰留神社の御神体は物部川の洪水をせき止めた岩で、祭神は堰留神、石留神である。 | |
201 | 四国 | 仁淀川水系 | 仁淀川 | 茶霧湖まつり | 高知県 | 仁淀村 | 8月16日 | ダム建設に由来する行事。地元で催されていた祭が、大渡ダム建設に伴い、公園整備が行われ開催場所を移して現在の場所で行われるようになった。カラオケ大会、歌謡ショーもちまき、盆踊り、花火大会等の催し物がある。 |
202 | 四国 | 仁淀川水系 | 仁淀川 | 伊野の大黒さん | 高知県 | 伊野町 | 11月23日 | 椙本神社の行事で、仁淀川に端を発する椙本神社の起源にまつわる祭り。祭りは、ご神体の御輿を時代装束をまとった人々が、本殿から仁淀川の池尻地区まで担ぎ、流れ着いたとされる場所で神社の起源を祝う。 |
203 | 四国 | 渡川水系 | 四万十川 | 不破八幡宮大祭 | 高知県 | 中村市 | 10月第2日曜日 | 不破八幡宮の行事。四万十川河口に鎮座する一宮神社から女神一体が選ばれ、神輿に乗って四万十川を遡行する。不破八幡宮参道下の旅所に進み、ここで男神八幡宮の神輿が社殿から出て、旅所で担ぎ棒の先端を三度突き合わせる。この行事は、当時の略奪結婚をいさめるために520年前に始められた行事と言われている。 |
204 | 九州 | 遠賀川水系 | 遠賀川 | カワントントン祭り | 福岡県 | 田川市 | 6月 | 水神を祀る行事。河童を水神として祀るもので、ワラてぼに握り飯を入れ、田の用水路の水口に供えてお祓いをする。 |
205 | 九州 | 遠賀川水系 | 彦山川 | 風治八幡川渡り神幸祭 | 福岡県 | 田川市 | 5月第3土、日曜日 | 豊饒を祈る行事で彦山川水系に伝わる、400年あまりの歴史を持った筑豊を代表する水神祭り。祭り初日は、まず境内で「お立ちの獅子」が舞われ、次にお神輿が先導し、それに色とりどりの山車が続く、山車が彦山川に入ると、かき手は川の中を賑やかな鐘の音に合わせて山車を曳きまわり、暴れ、水をかけあう。 |
206 | 九州 | 山国川水系 | 山国川 | 放生会と細男舞と神相撲 | 福岡県 | 吉冨町 | 4年に1度、8月上旬 | 豊饒・無病息災・水の恵みを祈る行事。御座船が山国川を下り海上の祭場へと向かい魚介類の放生が行われ、神舞殿ではご神体そのものである人形により「細男の舞」と「神相撲」が奉納される。 |
207 | 九州 | 山国川水系 | 山国川 | 花笠鉾 | 大分県 | 中津市 | 8月下旬の土曜日 | 山国川にある三口大井手堰が洪水により決壊しないようにと人柱をたてたことにちなみ、犠牲となった母子の霊を慰め、豊作を祈って行われる行事。 |
208 | 九州 | 筑後川水系 | 筑後川 | くるめ水の祭典 | 福岡県 | 久留米市 | 8月3〜5日 | 「くるめの祭典」は昭和47(1972)年から戦災で失い、消えた祭りを復活する形で始められた行事。カッパ神輿、山車のパレードなどが行われ、最後に筑後川で花火大会がある。 |
209 | 九州 | 筑後川水系 | 筑後川 | 八丁島のごくおさめ | 福岡県 | 久留米市 | 12月14、15日 | 水神を祀る行事で、筑後川に裸で川水に入って禊ぎを行い、神社に帰り礼拝する。天神池の水神を奉るため、ごく(米)を池に投げ入れる行事が行われる。 |
210 | 九州 | 筑後川水系 | 杖立川 | 杖立温泉鯉のぼり祭 | 熊本県 | 小国町 | 4月15日〜5月15日 | 5月の節句の行事。杖立温泉観光PR約3,500匹の鯉のぼりが初夏の杖立温泉の空を泳ぐ。 |
211 | 九州 | 筑後川水系 | 津江川 | 蜂の巣湖桜まつり | 熊本県 | 小国町 | 4月の第1日曜日 | 下筌ダム周辺の住民が下流域及びダム建設により転出された人々を招いて親睦・交流を図る行事。 |
212 | 九州 | 松浦川水系 | 伊万里川 | トンテントン祭り | 佐賀県 | 伊万里市 | 10月22、23、24日 | 香橘神社の行事。荒神輿と、戸渡島神社のダンジリとが、市中数ヶ所で組み合う喧嘩祭りで知られる。最終日の夕刻に「川落とし」が行われる。伊万里川に潮が十分さした頃、船屋町の海岸通りの路上から、組み合ったまま神輿とダンジリを落とし、次いで引き上げる競争をする。 |
213 | 九州 | 本明川水系 | 本明川 | 諫早・川まつり | 長崎県 | 諫早市 | 7月25日 | 昭和32(1957)年の諫早大水害による539名の水難者への慰霊祭として開催した行事。裏山橋〜諫早橋の約800m間に総数23,000本(設置17,000本、流し6,000本)の万灯を配置。高城橋上において式典(慰霊祭)を実施。花火の打ち上げ(約1,500発)。新眼鏡橋を7月19日〜25日の7日間イルミネーションで点灯する。 |
214 | 九州 | 菊池川水系 | 菊池川 | 山鹿灯籠祭り | 熊本県 | 山鹿市 | 8月15、16日 | 大宮神宮の行事。第12代景行天皇の九州巡行時、菊地川を遡って山鹿に上陸しようとしたが霧に行く手を阻まれたが山鹿地区の人々が炬火(たいまつ)を持って案内し、天皇一行は無事上陸することが出来たといわれている。行在所跡(大宮神宮)に天皇を祀り、毎年灯火を献上したのが「灯籠」の始まりと言われている。紙細工を持って金灯籠を模したものが造られ、菊池川より景行帝を祀る大宮神宮に奉納される。 |
215 | 九州 | 菊池川水系 | 菊池川 | 大俵ころがし | 熊本県 | 玉名市 | 9月23日 | 舟運により地域物産の集散地として発展したことを活かした地域振興の行事。その史跡「俵ころがし」にちなみ「俵」に玉名の未来を込め、巨大な俵を転がす。場所は、玉名市菊池川河口部の高瀬大橋の河川敷で3競技(大俵、小俵、レディース)のタイムレースで行われています。 |
216 | 九州 | 菊池川水系 | 千田川 | バーサランダ祭り | 熊本県 | 鹿央町 | 7月25日 | 天神にまつわる行事。幼児が家でワラのシメナワを作り、腰にまいて近くの千田川から小石を拾い「バーサランダ」と祈りの詞を唱えながら天神さんに運び、100個になるまで往復する。子供のお百度参り。 |
217 | 九州 | 緑川水系 | 御船川 | 御船があーっぱ祭り | 熊本県 | 御船町 | 8月18日 | 昔、カッパが御船川にいたという由来から、始められた祭りで、多彩な催しもの(綱引き大会、フリースロー大会、タイヤ川下り等)と華やかなパレード、そして花火が行われる。なお、があーっぱとはカッパのことである。 |
218 | 九州 | 緑川水系 | 加勢川 | 川尻精霊流し | 熊本県 | 熊本市 | 8月15日 | 盆の灯籠流しの行事。精霊船が約150隻(初盆をむかえた家)、万灯篭約5,000基が静かに流れ、締めくくりに仕掛け花火8基、約1,000発の花火を打ち上げる。 |
219 | 九州 | 球磨川水系 | 球磨川 | 八代くま川祭り | 熊本県 | 八代市 | 8月第1土・日・月を中心に3〜4日間 | 球磨川の自然の恵みに感謝する、市民総参加の行事。全国踊りコンテスト、がらっぱ音楽祭(ストリートミュージシャン競演)、フリーマーケット(夜店市)、子供みこし、大人みこし、総踊り、イカダ乗り競争大会、納涼花火大会、くま川祭りクリーン作戦などが行われる。 |
220 | 九州 | 球磨川水系 | 前川 | オレオレデーライタ祭り | 熊本県 | 八代市 | 7月第1日曜日 | 航海の安全と水難よけを祈願する行事は、中国から八代にきた河童の願いを聞き入れて始められたといわれる祭りで、前川にある「河童渡来の碑」の前で、河童供養を行う、その後、子供たちが「渡来河童大明神」のお札をもって川にとびこむ。 |
221 | 九州 | 球磨川水系 | 水無川 | やつしろ妙見宮大祭 | 熊本県 | 八代市 | 11月23日 | 塩谷八幡宮の行事。中国から来た妙見神がやつしろに滞在したことが始まりといわれている。「神幸行列・お上り」は、塩谷八幡宮に出し物が集まって神事が行われ、神幸が町に繰り出していく。神社近くの砥崎の河原で演舞などが行われる。 |
222 | 九州 | 大分川水系 | 大分川、新連川 | 小野屋の十七夜観音祭 | 大分県 | 庄内町 | 8月17日 | 川施餓鬼の行事。この行事は、六つの講組がマワリコ(輪番)で川施餓鬼の当番をつとめ、河原に施餓鬼棚や二艘の精霊船を麦藁と竹で作る。河原での施餓鬼供養が終わると精霊船に供物を積み川へ流し、続いて三十五個の灯籠を押し出す。 |
223 | 九州 | 大野川水系 | 大野川 | 天神まつり | 大分県 | 竹田市 | 8月14日 | 大野川は古くから交通路の役割を持っており、景行天皇は大野川上流域にさかのぼって、八田・打猿・国摩呂を討ったととにちなんで行われる行事。なお、八田とは蛇神族であるとされ、祭りの夜、男の子が網で女の子をぐるぐる巻きにすると、その女の家は豊作になるという伝承行事があり、竜にちなんだものである。 |
224 | 九州 | 大野川水系 | 大野川全支川(138支川) | 源流の碑建立際 | 大分県 | 各支川源流付近 | 8月〜11月 | 地域の川の大切さを感謝することから始められた行事。大野川の支川の源流に、毎年、源流の碑を建立しようというもの。 |
225 | 九州 | 大野川水系 | 緒方川 | 緒方三社川越祭り | 大分県 | 緒方町 | 10月16、17日 | 神輿の川渡御の行事。緒方町にある緒方三社と称される各宮から神輿が集まるが、三ノ宮の神輿が滝のすぐ上流を渡ることから「川越え祭り」と呼ばれる。 |
226 | 九州 | 大野川水系 | 稲葉川 | 竹田の精霊流し | 大分県 | 竹田市 | 8月15日 | 盆の行事。市内の初盆家庭から精霊舟が盆提灯を先頭に、読経の流れる中を稲葉川に集まり、仕掛花火の合図でいっせいに精霊舟を流す。 |
227 | 九州 | 五ヶ瀬川水系 | 五ヶ瀬川 | 今山八幡宮夏越の大祓え | 宮崎県 | 延岡市 | 6月30日 | 疫病退散・水難事故防止を願う行事。夕方に厄疫鎮送の神事が川べりで行われ、清めに用いる形代に穢れを移し、河畔に設けられた真茅の輪を八の字に三回くぐったあと、蝋燭に火を点じて川に流し、疫送りをする。 |
228 | 九州 | 大淀川水系 | 庄内川 | お雪さんの盃流し | 宮崎県 | 都城市 | 8月3日 | 市内を流れる庄内川に関之尾の滝と言う滝があり、この滝に身を投げた子の供養をするための行事。 |
229 | 九州 | 川内川水系 | 川内川 | ひしかりドラゴンフェスタ | 鹿児島県 | 菱刈町(湯之尾滝上流カヌー特設会場) | 5月5日 | 川内川で水に親しんでもらおうと企画された行事。ドラゴンボートレース大会などが行われる。 |
230 | 九州 | 川内川水系 | 川内川 | 鶴田龍舟祭 | 鹿児島県 | 鶴田町(神子橋下流付近) | 8月下旬の土・日曜日 | 平成10(1998)年に「つるだ水辺の楽校」が開校したのを機に開催された行事。ドラゴンボートレースなどが行われる。 |
231 | 九州 | 川内川水系 | 川内川 | 川内川フェスタ | 鹿児島県 | 川内市(川内川河川敷右岸) | 8月上旬の日曜日 | 川内川を使ったイベントを集合した行事。以前は、「がらっぱどん祭」「川内レガッタ」「がらっぱカヌー競技大会」のイベントを個々に実施していた。それらの祭を平成10(1998)年に一つの祭り「川内フェスタ」として実施。川内川を使ったカヌー大会やレガッタ大会等を行い、河川敷では、フリーマーケット、タレントミニコンサート、キャラクターショーなどのステージショーを開催。 |
232 | 九州 | 肝属川水系 | 肝属川 | 水神様・田の神様(たのかんさあ) | 鹿児島県 | 肝属川流域 | 2月丑の日と10月丑の日 | 田の神様は江戸時代の薩摩藩政の時に広まったと言われており、農耕の神とされ、雨乞いの願いも込められていたと言われている。また灌漑用水、堰、溜池などの守り神として信仰されている。地域では神楽や結婚式などの行事が関係づけられ継承されている。 |
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