水管理・国土保全

  

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地域と石狩川

北海道の価値想像力「世界の北海道」

世界水準の観光地の形成に向けて
 石狩川は、都市部では様々な形でレクリエーションに活用され、積雪期間の利用も含めると四季を通じた活用が図られています。都市部を離れると、かつての捷水路工事に伴う旧川(三日月湖)は親水性を持った公園として活用されています。地域の方々と河川とのふれあいの場の確保については、関係市町村との連携によって整備・保全を図っています。




豊平川で遊ぶ子供たち



茨戸川のワカサギ釣り

 開拓時代からの治水事業により形成された広い高水敷において、市街地周辺では都市公園やグラウンドなどとしてスポーツ、レクリエーションに幅広く利用されており、他では採草地などとして利用されています。利用の内容としては野球、サッカー、テニスなどの運動広場から、多目的広場、市民ゴルフ場など多岐にわたり、こうした河川公園を利用して、花火大会やマラソン大会などのイベントにも広く利用されています。北海道特有の積雪期には、冬祭りや歩くスキーなどにも利用され、四季を通じた利用が図られています。また、魚釣りやカヌーなどの水面利用も盛んに行われています。

 特に近年、上流域に位置する旭川市では、石狩川と隣接する常磐公園を中心に、美術館、文学資料館(常磐館)、公会堂など既存の文化芸術的資源と河川空間を活用し、中心市街地に新たな観光拠点を創出する計画である「旭川市かわまちづくり」と連携して、観光客が中心市街地に目を向け、足を運びたくなる魅力的な空間づくりを目指した水辺整備を実施し、旭川夏祭りや冬祭り会場などに広く利用され、多くの人で賑わいを見せています。



石狩川下覧(くだらん)櫂川下り


北彩都あさひかわ

 特に、札幌市や旭川市等では、都市域に残された広大で貴重な水と緑の空間として、多くの人々が利用するとともに市民団体などによるサケの稚魚放流活動など多種多様な活動が行われています。秋には多くのサケが遡上、産卵するために、身近な観察が可能となってきています。

 さらに、捷水路事業により本川沿いに残された幾つかの旧川(三日月湖)では親水性を持った公園として利用されているほか、大陸間を移動する渡り鳥の中継地となっており地域の方々の憩いの場となっています。



サケの稚魚(豊平川水穂大橋上流)


月形町の皆楽公園(旧川)

 旧川を活用して整備された洪水調節施設である砂川遊水地においては、親水性を持った公園としての利用が盛んです。このような地域の方々と河川とのふれあいの場の確保については、関係市町村と連携し、自然とのふれあい、釣りやスポーツなどの河川利用、環境学習の場としての整備・保全を図っています。


砂川遊水地のヨット利用


子供たちによる水生生物調査

 上流域の支川である忠別川では旭川駅と接する空間を「北彩都あさひかわ」として国、道、市、JRが連携し、忠別川の自然空間を活かした街づくりが進められ、JR旭川駅の建て替え、公園整備等とともに魅力有る新たな水辺空間が生まれました。 

 また、同じく上流支川である美瑛川上流部では、砂防施設に出現した通称「青い池」に、毎年多くの観光客が訪れ、その神秘的な景色を楽しんでいます。


北彩都あさひかわ




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