上流域の釜無川では、毎年4月に信玄堤で御幸祭が行われます。古くから親しまれている祭りで、西暦825年、純和天皇のときに勅使を下し、支川笛吹川流域の一宮、二宮、三宮の各神社に命じ、釜無川の水防祈願を行ったのが始まりと言われています。武田信玄は、この祭りを治水の祭りとしました。
支川笛吹川流域では、春は桃の花、秋の葡萄が有名です。流域の石和温泉では、笛吹川で鵜飼が夏に行われます。平安時代に始まったと言われていますが、鵜匠と鵜が徒歩で川に入る「徒歩鵜」と呼ばれる鵜匠が川を船に乗らずに歩きながら鵜を操る日本では珍しい漁法です。