水管理・国土保全

  

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地域と庄内川

庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)

平成12年に発生した東海豪雨では、清須市を中心に約6,700億円の大きな被害が発生しました。その後、堤防かさ上げ(延長約14km)や河道掘削(約140万m3)等の治水対策が実施され、平成18年には、庄内川における防災拠点として、庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)が整備されています。これらの対策により、地域がより安全になったことで、清須市では人口の増加や新たな企業の立地等が進んでいます。

 また最近では、庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)付近の河川敷や堤防道路が、映画『ビリギャル』のロケ地として活用され、映画『ビリギャル』に関心が強い、若い世代の注目も集めています。
 庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)は、緊急時の防災拠点としてだけではなく、「尾張西枇杷島まつり」が開催されるなど、様々な活用がなされています。。

みずとぴぁ庄内 パンフレット

庄内川水防センター(みずとぴぁ庄内)


尾張西枇杷島まつり花火大会



小田井遊水地

名古屋市西区には庄内緑地公園があります。この広大な河川敷公園の治水上の名前は、小田井遊水地と言います。小田井遊水地は、洪水時に計画的に水を貯留して庄内川の流量を軽減する治水施設です。平常時には水と緑の豊かな公園として「人にやさしく」、洪水時にはダムや堤防とともに洪水からわたしたちの「街を守る」2つの顔を持った施設です。

昔から庄内川と矢田川が合流するこの地では、右岸側に遊水帯(洪水の氾濫するところ)が自然にでき、洪水の勢いを和らげる役割をしていました。遊水帯はそのほとんどが農耕地として利用されていましたが、その後庄内川の治水計画の中で、洪水時に計画的に水を貯めて庄内川の流量を軽減する遊水地として位置付けされました。


小田井遊水地




小里川ダム

庄内川(土岐川)は、その源を岐阜県恵 那市の夕立山(標高727m)に発し、岐阜県内では佐々良木川、小里川、妻木川などの支川を集めながら東濃地方の中央を流れ、愛知県内では、内津川、矢田 川などを集め、濃尾平野を南下し伊勢湾に注ぐ、流域面積1,010km2、流路延長96kmの一級河川です。
 木曽川、矢作川の流域も接する天瀑山(777m) は、庄内川(土岐川)流域の最高標高であるとともに、小里川ダムの建つ小里川の源流でもあります。

穏やかに流れる小里川も、昭和47年7月の集中豪雨では、恵那市山岡町をはじめとする庄内川(土岐川)上流部に甚大な被害をもたらしました。都市河川である庄内川(土岐川)流域にある名古屋市をはじめ、近年都市化が著しい春日井市、尾張旭市 や瀬戸市、多治見市、土岐市など流域への洪水による浸水被害を防ぐため、昭和50年4月、庄内川水系工事実施基本計画を改訂し、洪水調整機能のある ダムを建設することになりました。

小里川ダムポータルサイト

小里川ダム




水辺の楽校

水辺の楽校は、平成8年から国土交通省が推進するプロジェクトで、子どもたちが自然体験や自然学習の場として川の水辺を安全に利用できるように整備をするプロジェクトです。 整備や完成後の維持管理は、小中学校や自治体、住民や市民団体等と連携して行われています。
庄内川河川事務所管内では2箇所が登録されています。

水辺の楽校

水辺の楽校




地域とのコミュニケーション
総合学習支援
地域の皆様とのコミュニケーション推進の一環として、社会資本を通し総合的な学習の時間を支援する様々な取り組み を行っています。
河川や道路、公園や公共建物など身の回りの社会資本の見学や、技術者からの説明などの体験は、社会資本の大切さや必要性を学習する絶好の教材です。

川の体験学習
庄内川河川事務所では、「川の体験学習」を行っています。参加者の方に、水生生物 調査や現場見学を通して、川への理解を深めていただいています。

地域とのコミュニケーション




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