
河川概要
流域及び河川の概要
雲出川水系は、三重県の中部に位置し、三重県津市と奈良県宇陀郡御杖村の県境に位置する三峰山に源を発し、八手俣川等の支川を合わせながら東流し、伊勢平野に出て波瀬川、中村川等を合わせて、その後、雲出古川を分派して伊勢湾に注ぐ、幹川流路延長55km、流域面積550km2の一級河川である。
その流域は、三重県津市、松阪市及び奈良県宇陀郡御杖村の2市1村にまたがり、流域の土地利用は山地等が約55%、水田や畑地等の農地が約34%、宅地等の市街地が約11%となっている。流域の平野部は肥沃な土壌に恵まれ、一志米の産地として稲作が盛んに行われているとともに、梨の生産は三重県内で最も多く津市と松阪市を合わせて県内生産の53%を占めている。また、上流域ではスギを中心にした林業が盛んである。 下流域内には、伊勢自動車道、国道23号等この地方の根幹をなす交通網があり、工業団地が造成され、臨海部の造船業等の諸工業も盛んであるとともに、三重県では企業誘致を進めており、流域内の津市久居地区においても整備されている。 流域の上流域は室生赤目青山国定公園や赤目一志峡県立自然公園等の豊かな自然環境・河川景観に恵まれている。 雲出川流域の地形は、山地により大部分が占められ、三峰山から北北東に横たわる布引山地と、東に横たわる高見山地、更に局ヶ岳から北東に分布する山々によって挟まれた典型的な扇状形の地形である。 ![]()
雲出川河口部
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流域図・位置図![]()
雲出川流域図
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