急速に進む高齢化
日本では、総人口が減少する中でも65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、令和18年に33.3%となり、国民の3人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されています。
高齢化の進行に伴い、ユニバーサルデザイン化の推進がより一層求められます。
(出典:令和4年版 高齢社会白書)
道路に対する利用者の要望
力をいれて欲しいと感じている道路分野について、歩道の設置や拡幅、段差解消などの歩行空間のユニバーサルデザインに関するものが約4割を占めています。
(出典:道路に関する世論調査(内閣府、令和3年7月)より作成)
特に高齢歩行者に対する必要な配慮として、約6割が歩道を設置したり幅を広げたり、段差・傾きの解消を行うことが重要と感じています。
(出典:道路に関する世論調査(内閣府、令和3年7月)より作成)
交通安全の観点からの必要性
65歳以上の高齢者の交通事故死者数が高水準で推移しており,全死者数の約6割を占めています。
このうち、65歳以上の高齢者の交通事故死者数は、歩行中と自転車乗用中が男性で約6割、女性で約7割を占めています。
(出典:令和4年版 交通安全白書)
(出典:令和4年版 交通安全白書)
社会資本整備重点計画での位置付け
社会資本整備重点計画において、「どこでも、だれでも、自由に、 使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方に基づき、バリアフリー法等を踏まえ、関係者が必要に応じて緊密に連携しながら、バリアフリー法に基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針に定められた目標達成を目指す等一体的・総合的なバリアフリー化を推進することが位置付けられています。