「新道路技術会議」による審査の結果、採択された研究(研究テーマ名と応募時の提案概要等)は以下の通り。
【特定課題①:道路整備による走行時間短縮便益等を把握する手法の開発】
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 道路整備による走行時間短縮便益等を把握する手法についての技術研究開発 | 加藤 浩徳 (東京大学大学院) |
提案概要 | 本研究は,我が国の道路事業を対象に,事業評価手法の改善を目指し,時間価値等の原単位の設定手法および交通量推計の手法について検討し,我が国の事情に見合った新たな事業評価手法の提案を行うことを目的とする。 |
【特定課題②:道路整備による多様な効果を把握・評価する手法の開発】
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 権利と効率のストック効果に基づく社会的意思決定方法と実用的なストック効果計測手法の開発 | 小池 淳司 (神戸大学大学院) |
提案概要 | 権利と効率のストック効果に基づく道路事業の社会的意思決定方法および道路事業が有する多面的な機能の評価のための実用的なストック効果計測手法の開発を行う。 |
【政策領域2:持続可能なインフラメンテナンス】※FS採択
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | リサイクル炭素繊維のコンクリート構造物用補強材への応用 | 國枝 稔 (岐阜大学) |
提案概要 | 自動車産業,航空機産業,洋上風力発電事業などで用いられる炭素繊維(CFRP)から取り出されたリサイクル炭素繊維を用い,コンクリート構造物の補修に用いる補強材を開発する。 |
【特定課題対応型】
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 統計的アセットマネジメント手法に基づくバックキャスト型道路政策の深化についての技術研究開発 | 貝戸 清之 (大阪大学) |
提案概要 | 応募者等が開発したアセットマネジメントを高度化させ,アセットマネジメントと1)劣化属性情報,2)EBPM,3)リスクマネジメントとの融合により,それぞれバックキャスト型道路政策を支援・深化させるための方法論を開発する。 |
【特定課題対応型】※FS採択
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 再生可能な水素を併産するバイオマスベースの舗装材に関する技術研究開発 | 高津 淑人 (東京都市大学) |
提案概要 | 石油アスファルトをバイオマス発電副生タールで置き換えることを目指して、当該タールの改質技術を開発し、改質タールから成る舗装材を試作・評価する。併せて、タール改質の副生物を再生可能な水素の製造にリサイクルすることを研究する。 |
【特定課題対応型】
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | ICTと商用車プローブデータを活用したAIによる道路維持管理システム | 松田 浩 (長崎大学) |
提案概要 | 道路点検にスマートフォン、ドライブレコーダー及び商用車プローブデータを活用し、高い品質と維持管理の効率化・高度化を図るとともに、路面劣化メカニズムを過去の点検データや道路台帳、交通量など様々な因子から分析し、AIを活用して次世代型維持管理計画策定手法を開発する。 |