「新道路技術会議」による審査の結果、採択された研究(研究テーマ名と応募時の提案概要等)は以下の通り。
<ソフト分野>
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | デジタルツインによる冬期道路交通マネジメントシステムの技術開発 | 髙橋 翔 (北海道大学) |
提案概要 | 冬期道路環境をエッジコンピュータにより低通信量かつリアルタイムに収集しつつ、AI を活用してデジタルツインを構築し、道路交通マネジメントに反映することにより、冬期の人やモノの移動にかかる負担軽減、効率化を実現する。 |
<ハード分野>
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 局地的大雨に対応した事前通行規制基準の『時間的』・『空間的』高度化 | 岸田 潔 (京都大学) |
提案概要 | 事前通行規制区間において、素因、誘因、崩壊事例により前処理した衛星解析から「潜在的危険斜面」の領域を可視化する技術を開発し、監視レベルを階層化する。「潜在的危険斜面」に対する浸透流・円弧滑り統合解析結果を学習したAIにより規制判断を高度化する。 |
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 衝撃履歴を受ける落石防護土堤の残存耐力評価法と土を利活用した合理的な復旧・補強の技術研究開発 | 前田 健一 (名古屋工業大学) |
提案概要 | 堅牢でしなやかな環境調和型の道路斜面防災対策の実現に向けて、低コストで施工性・長期耐久性・復旧性に優れる落石防護土堤に着目し、落石捕捉後の残存耐力評価手法・土を利活用した補強技術・復旧時の技術選定方法に関する技術研究開発を行う。 |
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 劣化イメージング技術と磁気・電気化学的技術の融合によるコンクリート橋梁の維持管理システムの開発 | 岡崎 慎一郎 (香川大学) |
提案概要 | RCやPC橋梁等コンクリート構造物の劣化懸念箇所のイメージング技術、内部の鋼材の腐食速度評価,鋼材の破断の有無の検知といった3つの手法を融合させることで橋梁の高度な維持管理システムを開発し、国内外の実装を目標とする。 |