「新道路技術会議」による審査の結果、採択された研究(研究テーマ名と応募時の提案概要等)は、以下のとおり。
<ハード分野>
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 深層空洞に起因する致命的道路陥没抑止についての技術研究開発 | 桑野 玲子 (東京大学) |
提案概要 | 路面下空洞に起因する大陥没を抑止するため、深さ2m以深の空洞の探知技術を開発すると共に、検討対象地の深層空洞ポテンシャルを評価する。また、空洞ポテンシャルが高く潜在的な陥没危険が想定される箇所を対象に、万一陥没が避けられなくても前兆を認知しやすく、致命的崩落に至る前に対応可能となるような舗装構造を開発する。 |
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 道路陥没リスクを最小化する逐次更新型地盤監視統合プラットフォームの開発 | 徳永 朋祥 (東京大学) |
提案概要 | 地下埋設物や地下構造物の老朽化などによる道路陥没リスクを最小化するため、空洞探査で課題となっている深度3mから数10mまでをカバーする複数の調査技術と地盤情報を統合解析し、モニタリング結果を参考に陥没リスクを逐次更新可能な「地盤監視統合プラットフォーム」を構築するものである。 |
研究テーマ名と提案概要 | 研究代表者名 | |
研究テーマ名 | 路面下空洞による地盤のゆるみ域とその拡大過程評価法の開発 | 林 宏一 (京都大学) |
提案概要 | 道路面下空洞によって生じる地盤のゆるみ域(空間分布)の拡大が道路の陥没や局所的沈下を引き起こす。本研究では、微動アレイ探査・DASによるリニア微動アレイ探査に基づく位相速度解析により、地盤のゆるみ域とその拡大過程を評価する手法を提案する。 |