車椅子使用者用駐車施設については、バリアフリー法により整備が促進されている一方で、障害のない人が駐車すること等により、障害のある人が駐車できない問題が発生しており、その適正な利用を促すための取組が求められているところです。
こうした課題に対応するため、車椅子使用者用駐車施設や一般の駐車区画も含めた障害者等用駐車区画を対象に、利用できる対象者の範囲を設定し、条件に該当する希望者に地域の協力施設で共通に利用できる利用証を交付する「パーキング・パーミット制度」は、平成18年に佐賀県で導入されて以降、37の府県において導入されています。
制度導入に向けた機運の醸成や制度の抱える課題の解消による魅力向上のため、「パーキングパーミット制度の導入促進に向けた障害者等用駐車区画の適正利用に関する検討会」において検討を行い、制度の抱える課題を解消するための取組等の収集・整理しました。
これにより、制度未導入の地方公共団体が制度の導入を検討する際や既に制度を導入している地方公共団体が制度を改善する際に参考としていただき、障害者等用駐車区画の適正利用に向けた取組が促進されることを期待しています。