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知的・発達障害者等に対する公共交通機関の利用支援に関する検討会

 知的・発達障害者等は、外出することに不安を感じたり、いつもと違う状況になるとパニックになってしまったりする傾向にあるため、当事者団体からは、知的・発達障害者等が日常生活で利用する公共交通機関について、その利用に慣れ、又は習得するための「利用体験」を学ぶ機会を求める声が強く、こうした当事者が外出に対する不安を軽減し、安心して公共交通で外出できる環境の整備が求められています。
 このため、国土交通省では、これまで一部事業者において先進的に取り組まれている「利用体験」について、今後、様々な交通モードにおいて、全国的な幅広い取組へ展開していくことができるよう、昨年度より、学識経験者や当事者団体、公共交通事業者等関係者からなる「知的・発達障害者等に対する公共交通機関の利用支援に関する検討会」を設置し、公共交通機関の「利用体験」を実施するための具体的な手法やノウハウの確立等に向けた検討を進めているところです。
 今年度、本検討会においては、交通事業者の協力の下、実際に知的・発達障害等の当事者の方々が参画する「利用体験プログラム」を試行し、そのフィードバックを行う等、これまでの検討内容の更なる深度化を進め、公共交通事業者向けの利用体験実施マニュアルを年度内にとりまとめることとしています。
 

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