「日仏海洋汚染防止協力会議」の開催について(結果)

平成15年7月2日
「日仏海洋汚染防止協力会議」の開催について(結果)
わが国とフランスとの海洋汚染防止分野における連携を強化するため、下記のとおり「日仏海洋汚染防止協力会議」が開催され、わが国及フランス(一部議題につき英国及びポルトガル)の代表の間で、大規模海洋汚染事故への対応方策等について協議されましたので、結果を報告致します。
記
1.日程等
日 時: |
2003年6月30日(9:30〜18:00) |
場 所: |
国土交通省 国際会議室 |
出席者: |
フランス設備・運輸・住宅省代表者(課長級)等
日本側からは、稲葉総合政策局国際業務課長他、総合政策局、海事局、港湾局、気象庁、海上保安庁、海上技術安全研究所、海上災害防止センター代表者(課長級)等が出席。 |
2.主な議事内容
- 大規模海洋汚染事故への日仏政府の対応体制について情報交換を行った。
- 近年における大規模事故の日仏の経験を交換した。(仏側:「エリカ号」、「プレスティージ号」; 日側:「ナホトカ号」、「栄和丸」等)
- 日本の海上技術安全研究所、海上災害防止センター、仏のCEDRE(海洋汚染防止センター)等日仏の政府機関の協力を強化することとした。
- 昨年1月東京で開催された「環境に優しい交通の実現に向けての交通大臣会合」開催時に合意された海洋汚染防止策の強化に関する7項目の東京アクション・プランの進捗状況を確認し、引き続き、日仏協調のうえ、推進を図ることとした。
- 国際海事機関(IMO)に提案されているタンカー規制に関するEU提案について意見交換を行った。
(経緯等)
昨年1月東京で開催された「環境に優しい交通の実現に向けての交通大臣会合」開催時に、扇国土交通大臣とゲソ・フランス共和国設備・運輸・住宅大臣の間で、ITS、都市交通、海洋汚染防止、航空・鉄道事故調査の4分野においてさらに議論を深めるための専門家会合を開催することを合意。
(以上)
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