廿三夜塔
目を大きく見開いて
優美にねじれたマツの木の隣の大きな岩の上にバランスをとりながら置かれている小さな岩には「廿三夜」という漢字が刻まれています。 この言葉は、この地域の住民が代々引き継いできた、太陰月の23日に徹夜で豊作祈願をするという民間の伝統を指しています。(実際に1年のうち何ヶ月間この儀式が行われたのかはわかりません。) このような昔ながらの塔状構造物は、毎月23日に月が出てくるのを立って待つ場所という意味の「お立ち待ち」としても知られています。道路を少し行ったところには、人々が集まって一緒にお酒を楽しむことができる集会所があります。お酒を飲んだことで月を待つ間、直立しやすくなったのかどうかは我々の知るところではありません。----------------------------------------------------------------------------------------------------------------