上嵯峨屋:上の嵯峨屋
通貨として使われた木
この、上嵯峨屋として知られる古い宿は、1969年に復原されました。より位の高い旅人は本陣、または脇本陣に滞在しましたが、上嵯峨屋はここにある宿の中で最も質素な宿でした。当時は木を購入した者を地主が宿泊させていたため、この宿は、文字通り「木で宿賃を払う宿」という意味の木賃宿として知られていました。江戸時代初期には、旅行者は自分で食べる食料を持ってくるようになり、食料を温めるための木を買う必要がありました。宿泊客は、見知らぬ人々と一緒に畳の間に泊まっていました。この、合計12畳敷きの部屋は、必要に応じて小さな部屋に区切ることもできました。----------------------------------------------------------------------------------------------------------------