1.ライフサイクルをとおした環境評価技術に関する総合的な検討 |
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1)従来ライフサイクルアセスメントの開発が進んでいた工業製品との比較により、社会資本の特徴を踏まえたライフサイクルアセスメントの枠組みを作成した。
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2.インベントリ・データベースの開発 |
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1)原単位算出の諸条件を共通化するため産業連関表を基本としつつ、業界団体の協力等により重要なフローの精緻化や品目の詳細化を図った社会資本LCA用投入産出表を作成した。
2)上記の投入産出表に基づき環境負荷原単位を算出し、工事積算における材料名称との紐付けを図った環境負荷インベントリ・データベースを作成した。
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3.ライフサイクルをとおしての環境負荷削減策の検討 |
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1)道路、河川、港湾等各事業分野の工事について、二酸化炭素排出量を対象に、設計、施工のライフサイクルインベントリ分析の試算を行った。これにより、材料や構造形式等を変更した場合の二酸化炭素削減量を把握できるようになった。
2)上記の試算を建設コンサルタントや建設会社が参画したワーキンググループにおいて実施することで、本環境評価技術の普及を図るとともに、計算実務者の視点を織り込んだ手法に修正を図った。
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4.ライフ・サイクル・アセスメントの活用方策の検討 |
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1)事業の各段階、各種施策・制度におけるライフサイクルアセスメントの活用方法について整理し、今後実用化に向けた具体的な検討を実施する上での課題について整理した。
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5.環境評価ガイドラインの作成 |
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1)成果のとりまとめとして社会資本LCAのガイドラインを作成した。
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