国土交通省では、視覚障害者による駅ホームからの転落の再発防止に向けて、関係者への注意喚起を図るべく、駅ホームからの転落を経験された視覚障害者ご本人に、転落時の状況についてお話を伺っています。伺った内容は、ご本人のご同意を頂いた範囲で公開します。
お伺いする事項は下記のとおりです。ただし、お伺いした内容によっては、追加でご質問させていただく可能性もございます。
(1)ご自身について
[1]転落当時のご年齢
[2]性別
[3]転落した年月日、駅名、番線、ホームの形式(島式、相対式、単式、等)
[4]転落当時の医療情報
・視力(全盲、光覚弁、手動弁、指数弁、視力0.01以下等)
・見え方(視野、羞明、暗くなると見えづらくなる、色覚、等)
・視覚障害を患った時期(進行性かどうかも含む)
・視覚障害の原因
・視覚に関わる疾患の有無(網膜色素変性症、網膜剥離、糖尿病等)
・その他移動に関わる障害の有無(聴力等)
[5]障害者手帳の等級
・転落当時の等級
・初めて手帳を取得したのはいつか
・転落当時の等級になったのはいつか
[6]転落当時の訓練の受講経験
(受講時期、訓練内容(一般的な歩行訓練かホームを想定した歩行訓練か等)を含む)
(2)転落時の状況について
[1]白杖、盲導犬、介助者の有無
[2]白杖、盲導犬、介助者の活用状況
- 白杖の場合:常時接地して白杖を肩幅に振る、常時接地して白杖を振らない、2点接地して肩幅に振る、
肩幅に振らず時折地面に触れる(1点接地)、白杖をシンボルとして持って目視で歩行等
- 盲導犬の場合:持ち手、盲導犬育成事業者名等
- 介助者の場合:介助の状況
[3]装備品の情報
- 白杖:種類(直杖、折りたたみ式等)、長さ、石突の形状・材質
- 靴:種類等
[4]転落した駅の利用頻度
[5]転落した駅の利用目的、乗車・降車の別
[6]転落時の事情(体調不良、環境変化、携帯電話等使用、遅刻、酒酔い、手荷物等)
[7]日常的な歩行の仕方と転落時の歩行の仕方の違い
[8]転落直前の移動方向(線路に平行、または、線路に垂直)
[9]転落した位置(ホーム縁端部、または、中央部)
[10]移動中に方向を見失った原因
●連絡先
メールアドレス:hqt-tennrakuchousa/at-mark/gxb.mlit.go.jp
※スパムメール防止のため、「@」を「/at-mark/」と記載しています。送信の際は、「/at-mark/」を「@」と直した上で、お送りいただきますようお願いします。
電話番号:03-5253-8548(鉄道局安全監理官室企画担当)
※電話の受付時間:平日10:00~18:00
【調査結果一覧】
ご協力いただいた皆様からお伺いした内容を下記リンクにて公表しております。
調査結果一覧(視覚障害者による駅ホームから転落原因の調査)