1.趣 旨
現在、地域経済は厳しい状況が続いており、さらに世界金融危機を受けた景気悪化により地域の経済雇用情勢が急速に悪化し、生活の先行きに対する市民の不安が増大し、生産年齢人口の流出、高齢・母子・単身世帯の増加、コミュニティの衰退、高齢者や子供の孤立化、防災・防犯力の低下等が危惧され、中心市街地の空洞化をさらに加速する可能性がある。このため、地域の経済・雇用・生活のセーフティネット構築に向けたまちづくり戦略を策定し、早期の具体化を図る必要がある。
本調査は、釧路市の中心市街地にモデル地区を設定して、市民・NPO・商店・企業・地主等の協働方式により、安心な街なか季節居住を実現する「ライフケアビレッジ」の形成(二地域居住・季節居住等に応える住まいづくり、高齢者の街なか暮らしを支える介護、生活支援サービスをはじめとした多様なソーシャルビジネスの育成等)を戦略的に展開するためのパイロットプランを構築・提示しようとするものである。
2.事業概要
(1) まちなかの住宅等を季節的にシェアする二地域・季節居住の実現方策の検討
(2) 季節居住を経ることによる郊外の自己所有住宅からまちなかへの住み替え方策の検討
(3) まちなか居住における介護サービスの実態と今後の推進及び課題の検討
(4) 二地域・季節居住が介護費用に及ぼす効果の試算
(5) 釧路市における「ライフケアビレッジ」のパイロットプランの策定と「地域の縁側づくり事業」に係る実証実験の実施
(6) 「ライフケアビレッジ・フォーラム」の開催
3.問い合わせ先
◎国土交通省住宅局安心居住推進課
TEL(代表)03-5253-8111 (内線)39-864
厚生労働省老健局振興課
TEL(代表)03-5253-1111 (内線)3982
4.報告書
表紙・目次・要約版
本編
第6章2・第7章
資料編
第14章・第15章
5.フォローアップ
フォローアップ報告書