| (２)都市機能等の壊滅的被害を防ぐ大規模災害等危機管理対策 |
[事業費:1,767億円､国費:1,070億円(うち生活関連等公共事業重点化枠国費:106億円)]
大規模水害及び火山噴火等による県庁所在地等の政治経済中枢都市における壊滅的被害防止対策、主要道路・幹線鉄道等の被害による広域的な物流の遮断や地域孤立化防止等の大規模危機管理対策として、スーパー堤防整備事業、高潮・侵食対策及び大規模火山泥流対策等を実施する。特に高潮対策については、平成11年 9月台風18号による高潮災害を契機とした海岸緊急点検結果に基づき、堤防等を緊急的に整備する。
- 約20kmのスーパー堤防、約300kmの堤防強化を2003年までに概成
- 28火山におけるハザードマップの作成及び重要交通網集中地域における土砂災害対策等を主に2003年までに概成
- 平成12年度は、淀川（スーパー堤防整備：大阪府）、岩手山（活火山対策：岩手県）、木屋川沖海岸（高潮対策：山口県）等約630箇所で実施
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○平成１０、１１年の出水では、県庁所在地等の大都市で災害が多発
| 平成10年発生 |
| 水系名 |
河川名 |
被害市町村 |
氾濫面積
(ha) |
家屋被害
(住家戸数) |
| 阿武隈川 |
阿武隈川 |
郡山市ほか１市 |
825 |
995 |
| 荒川 |
鴻沼川 |
大宮市ほか１市 |
180 |
3,378 |
| 国分川 |
国分川・舟入川 |
高知市ほか３市４町１村 |
2,000 |
17,195 |
| 信濃川 |
鳥屋野潟・通船川 |
新潟市ほか２市３町 |
5,026 |
11,055 |
| 那珂川 |
那珂川 |
水戸市ほか１市 |
1,638 |
1,006 |
| 平成11年発生 |
| 御笠川 |
御笠川 |
福岡市 |
420 |
約4,500 |
| 国分川 |
国分川 |
高知市 |
60 |
954 |
| 那珂川 |
那珂川 |
水戸市ほか１市３町２村 |
590 |
83 |
○地下街の増加に伴い都市型水害の危険性が増大
【地下街への浸水の例】
（福岡県御笠川：平成11年6月）
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○岩手山噴火で盛岡市まで火山泥流到達
【岩手山火山防災マップ】
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○平成１１年９月台風１８号による高潮災害状況
| 主な地域 |
死者
（名） |
床上浸水
（棟） |
床下浸水
（棟） |
| 熊本県八代海沿岸 |
１３ |
７８８ |
５３５ |
| 山口県瀬戸内海沿岸 |
０ |
１，８５８ |
５，４３９ |
| 広島県瀬戸内海沿岸 |
０ |
１０６ |
８９８ |
(各県河川課等調べ) |
【高潮による浸水状況】
（平成１１年９月台風１８号：山口県木屋川沖海岸）
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