(参考) | |
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(1) | 治水効果 わが国の森林面積は国土面積の約7割を占め、過去100年間では大きな変化はなく、 その比率は、欧米に比べ高く、森林面積率は約67%である。こうした豊かな森林が存在しているにもかかわらず洪水や渇水が頻発しているのが現実である。また、治水計画の対象となるような豪雨の際には、森林域からも、降雨はほとんどは流出してしまう。 従って、必要な治水機能の確保を森林の整備のみで対応することは現実的ではなく、今後ともこの森林を良好な状態に保全することが重要であるとともに、ダム等の治水施設整備を着実に行っていくことにより国土保全を図っていくことが必要。 |
【森林面積率の国際比較】 |
【国土利用の変化】 |
(2) | 利水効果 森林の水源涵養機能については、効果の定量的な評価は確立されていないが、森林の増加は樹木からの蒸発散量を増加させ、むしろ、渇水時には河川への流出量を減少させることが観測されている。 従って、利水施設の代替を森林の整備のみに求めることは現実的ではないと考えられる。 |
【森林の成長に伴う流出量の変化】 |
【森林の有無による流出量の違い】 |
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