直轄河川改修事業は、利根川等121河川(113水系)について実施する。

1. 一般河川改修は、特に次の項目について重点的に整備する。
   　(記載する事業費は、河川全体の金額である。)

   1. 国土の枢要な地域を擁する重要河川の整備

      石狩川水系	45,780百万円	北上川水系	7,331百万円
      利根川水系	37,091百万円	荒川水系	4,753百万円
      信濃川水系	7,705百万円	木曽川水系	20,980百万円
      淀川水系	21,653百万円	太田川水系	3,780百万円
      吉野川水系	5,258百万円	筑後川水系	6,576百万円

   2. 近年激甚な被害を受けた河川

      小貝(こかい)川	1,598百万円	那珂（なか)川	3,420百万円
      関　(せき)川	3,191百万円	仁淀(によど)川	1,564百万円
      菊池(きくち)川	3,009百万円	六角(ろっかく)川	4,185百万円
      等

   3. 大規模な一連工事を実施する河川

      北上川上流(一関遊水地)	5,506百万円
      利根川上流(渡良瀬(わたらせ)遊水地）	4,193百万円
      江　戸　川(首都圏外郭放水路)	25,012百万円
      木曽川下流(長良川改修)	14,262百万円
      木曽川上流（牧田(まきた)・杭瀬(くいせ)川改修）	6,718百万円
      琵　琶　湖(大津・草津川放水路)	13,641百万円
      木津川上流(上野遊水地)	2,521百万円
      斐　伊(ひい)川(斐伊川放水路)	11,446百万円
      筑後川(久留米市街地改修)	6,576百万円
      等

2. 総合治水対策特定河川

   中(なか)川・綾瀬(あやせ)川(中川)	(東京・埼玉)	7,765百万円
   新河岸(しんがし)川(荒川)	(東京・埼玉)	3,170百万円
   鶴見(つるみ)川	(神奈川)	14,831百万円
   猪名(いな)川	(大阪・兵庫)	2,930百万円
   佐保(さほ)川(大和川)	(奈良)	2,500百万円
   伏籠(ふしこ)川(石狩川下流)	(北海道)	1,500百万円

3. 特定構造物改築事業

   　継続の17施設に加えて、新たに、次の2施設について着手する。

   利根川上流・法師戸水門(茨城県)
   

   信濃川下流・三条大橋(新潟県)
   

4. 高規格堤防整備事業

   　利根川下流(千葉・茨城)、利根川上流(埼玉・茨城・群馬・千葉)、荒川下流(東京・埼玉)、荒川上流(埼玉)、江戸川(東京・千葉)、多摩川(東京・神奈川)、淀川(大阪)、大和川(大阪)について縦続実施する。

5. 救急内水対策事業

   　阿武隈川上流・下流、北上川上流、狩野川、芦田川・江の川上流、日野川・天神川・千代川、川内川、嘉瀬川・松浦川、石狩川下流(中流部)、天塩川の9箇所について縦続実施する。

　阿武隈川下流(五間堀川)、那珂川(水戸・勝田)、千曲川(岡田川)、円山川(六方川)、仁淀川(宇治川)、大淀川(瓜田川)、大淀川(青柳)、緑川(内田川)、六角川(六角川)、石狩川下流(大鳳川)、石狩川下流(早苗別川)の11箇所について継続実施する。

　平成6年および平成7年に発生した一般災害が特に激甚であった次の2河川について継続実施する。

　譲岸、水門等河川管理施設の維持及び河道内に堆積した土砂の除去等を実施する。

建設省　　　　　　　　　73,280百万円

北海道　　　　　　　　　 7,780百万円

　前年度に引き続き緊急に改善を必要とする河川管理施設及び許可工作物関連施設について改良工事を実施する。

建設省　　　　　　　　　6,395百万円

北海道　　　　　　　　　1,635百万円

　江戸川(千葉)、淀川(京都)、石狩川上流(北海道)については河川の流水の適切な保全を図るため、河道内において新たな低水路の整備等を実施するとともに、利根川上流(群馬)、荒川上流(埼玉)については調査を実施する。

　市街地を流れる中小河川等に消流雪用水を導入するための導水路等の整備を、縦続の8箇所　岩木川(青森県弘前市)、最上川中流(山形県真室川町)、最上川上流(山形県長井市)、信濃川(新潟県長岡市)、信濃川(新潟県小千谷市)、関川(新潟県上越市)、石狩川上流(北海道旭川市)、石狩川下流(北海道岩見沢市)について実施する。