ホーム >> 政策・仕事  >> 水管理・国土保全  >> ダム  >> ダムに関する基本的な考え方

河川局

基本的な考え方

【1】

 わが国は、急峻な地形、梅雨期と台風期に豪雨が集中するという厳しい自然条件下にある。
 このため、一度大雨が降ると、河川に水が一気に流れ出し洪水をもたらし、日照りが続けば、川の水が少なくなり水不足となって、生活や経済活動に大きな影響を与える。

   
【2】  下流域の河川周辺は、高密度に利用されており、洪水に対応するためだけに川幅を拡げておくことは、国土の有効利用の観点から不適切。
 また、下流域で高度利用されている土地の標高は一般に低く、堤防を嵩上げすることは、一旦災害が発生した場合、返って被害を大きくすることからも避けることが治水の原則。
   
【3】

 このため、洪水を防御し、水が豊富な時に水を貯めて水不足の時に補給するダムは、わが国の国土条件下では有効な河川整備手法の一つ


・古来より、わが国では狭山池(616年完成、大阪府)や満濃池(700年頃完 成、香川県)などのダムで安全で安心した生活を確保してきている。


・日本の平均寿命の伸びは、上水道給水人口、上水道のダム容量の増加と同じような傾向を示している。

   
【4】  また、ダムによる水力発電は、化石燃料の消費量が極めて少ないクリーンエネルギー。
   
【5】  河川の整備にあたっては、最初からダムを排除することなく、また、ダムにこだわることなく、個々の河川や地域の特性を踏まえて、堤防や遊水地、ダムなどを総合的に検討し、最も適切な組み合わせで実施することが必要

目次に戻る 進む

Copyright© 2007 MLIT Japan. All Rights Reserved.

国土交通省 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

アクセス・地図(代表電話)03-5253-8111