2004年、コフィ･アナン国連事務総長（当時）の発意により、世界の水・衛生供給や水資源問題解決のための国際社会の意識高揚と行動を促すため、「国連水と衛生に関する諮問委員会｣が創設されました。本委員会は、国連事務総長に対して水問題への政策的・技術的助言や各国政府等が水問題の解決のために取り組むべき行動を示す「橋本行動計画」の作成、各地域の水担当大臣との対話等を実施している諮問機関です。

　2014（平成26）年10月29日（水）〜31日（金）に東京・三田共用会議所にて、「国連水と衛生に関する諮問委員会｣第23回会合が開催されました。日本での開催は、2004年、2008年の開催に加え、今回で3回目になります。

　本会合の初日29日には、水循環・水と災害に関する特別セッションが開催されました。「国連水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁をお務めになっておられる皇太子殿下がお言葉をお述べになった後、太田大臣はオープニングの挨拶で、健全な水循環を確保するための国際的協力の必要性や、国際社会での水と災害の継続的な議論の必要性について述べました。

　そのほか特別セッションでは、ハン・スンス防災と水に関する国連事務総長特使、シンソンフィリピン公共事業道路大臣、北村環境副大臣、城内外務副大臣、橋本厚生労働大臣政務官が挨拶やスピーチを行い、諮問委員会委員と水循環・水と災害について活発な意見交換が行われました。

「国連水と衛生に関する諮問委員会」の概要（PDF:71KB）

「国連水と衛生に関する諮問委員会」水循環・水と災害に関する特別セッション参加者（PDF:103KB）

水循環・水と災害に関する特別セッション議事概要（速報版）（PDF:179KB）