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河川局



荒川での流域連携活動
(荒川における市民団体の自主的取り組み)

【背景】
 ●  荒川放水路通水70周年にあたる平成6年より、荒川を「知る」「触れあう」「創る」をテーマに、荒川ファンの拡大や荒川に関わる人々との連携強化を図ること等を目的として、市民団体、行政機関、民間企業等が連携し、様々なイベント事業や地域交流事業、情報交流事業が展開されている。

【主な内容】
「中土手に自然を戻す市民プロジェクト」
 ●  湿地に繁茂しているミズアオイ等を確認した河川環境モニターによる、その保全と湿地の拡大の申し入れについて、市民団体等と行政関係者との意見調整の場がもたれ、また市民による活動組織「中土手に自然を戻す市民プロジェクト実行委員会(「中土手に自然を戻す市民の会」に改称)」が結成され、市民側から整備案や活動計画、運営方法が検討された。
 ●  工事に関しては、荒川下流工事事務所が基盤整備を行い、その後、行政の協力を受けながら市民の手作業による整備が行われた。
 ●  完成後は、「中土手に自然を戻す市民の会」により、月1回の観察会や敷地内の清掃、補修作業のほか、測量やモニタリング調査が行われている。
「荒川クリーンエイド」
 ●  荒川を汚濁や公害から守り美しい川にするため、荒川に関わる人たちが、それぞれの立場で協力し、取り組む環境保全活動である。1994年から始められ、秋に一斉のゴミ拾いを行い、本年度の参加者は約5,600人であった。
「あらかわ学会」
 ●  荒川に関わる人々で、一緒に「荒川の望ましい姿」について追求する場を設けようという声の高まりから、市民による学会が設立された。
 ●  川の研究や活動の報告、情報交換等を通して荒川に関する学術や文化の探求、講習会や展覧会、イベント等の開催を行うことにより、荒川と地域の良い関係づくりに貢献することを目的としている。

【特徴】
 ●  荒川中土手プロジェクトは、市民の側からの提案で行政と共同で行う、計画、工事、管理に至る市民参加型のプロジェクトである。
 ●  荒川クリーンエイドは、散乱ゴミの種類、数量の調査と回収を行い、調査結果をゴミマップや報告書として広く一般にアピールしている。
 ●  あらかわ学会は、行政だけでなく学識経験者の協力や支援、市民の自由な参加がなされている。



市民による作業の状況

完成後3年を経た”五色池”

荒川クリーンエイド'99 荒川岩渕関緑地周辺会場の参加者

あらかわ学会年次大会'99(平成11年10月)


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