目次 > 第3章 水害・土砂災害の発生要因と社会構造の変化 > 3-2 急峻な地形、ぜい弱な地質が土砂災害を招く
地すべりは、斜面の一部または全部の土塊が、地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象で、一般的に移動する土塊量が大きいため、被害が甚大となることが多い。
地すべりを起こしている、あるいは起こす恐れのある区域で、被害の恐れのある個所は「地滑り危険箇所」に指定されており、その総数は1998年現在、全国に1万1288ヶ所にも及んでいる。
■地すべりの被害は甚大 国土交通省資料から作成