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河川局

高潮に備える施設

高潮に備える施設

■高潮に備える施設の限界

高潮による施設の被災例

 

【高潮に備える施設の限界】

高潮に備える施設においては、潮位が高くなるほど施設が危険となり、被害も増大します。設計にあたっては、潮位の上限として設計高潮位を決定しなければなりません。

しかし、計画高潮位以上の高潮や高波が来襲したり、施設が老朽化したりすることによって、これらの施設が破壊されてしまうこともあります。従って、保全施設が整備されていたとしても、油断しないようにしてください。

高潮がきそうなときはいつでも逃げる体制を整えておく必要があります。

太実線

<堤防の高さの決め方>

安全のためには、どんな高潮も防げるような堤防を作ればよいのですが、お金がかかること、景観が悪くなること、海への行き来ができなくなることなどから、堤防の高さはおよそ以下の考え方で決められています。

【考え方1】   今までで一番高い潮位+波の影響高+余裕高

fig04-19 堤防高さ1

【考え方2】   満潮位+台風による海面上昇+波の影響高+余裕高

fig04-20 堤防高さ2

細斜線

<堤防の限界>

今後、今まで一番高かった潮位を超えることもありますし、予想もしなかった大きな台風が来ることも考えられます。このようなときには、高台などに逃げるしかありません。

太実線

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