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河川局


「農具便利論 下巻 」の図面集



※『工法名称』をクリックすると工法図面を見ることができます。

整理
番号
工法名称 特徴
1 激瀧水(げきろうすい)  牛に、組み上げポンプを引かせて水をくみ揚げる装置。
2 踏車(ふみぐるま)  人力揚水機で、羽車の上に人が乗り、漕いで車を回転させ、低所の水を高所に汲み揚げるための装置。水車(みずぐるま)とも呼ばれる。
3 小踏車(しょうふみぐるま)  踏車と同じ構造のもので、羽根車を人の手で回して少量の水を引くための装置。
4 取桶(振釣瓶)(とりおけ(ふりつるべ))  古来から、揚水時に用いられたとされる道具で、桶の両端に綱をつけて2人で低い場所から高い場所に組み上げる装置。全国的に使用されていた道具。
5 ブランドスポイト  江戸時代の天明期(1781〜1788)にオランダから伝えられた送水装置で、それを模して日本で制作されるようになった。
工事の水抜きや遠距離の送水に用いられた。
6 板鋤簾(いたじょれん)  歯を取り付けた鋼鉄製の板を用いて土砂をかき寄せ、すくい上げる道具。
7 底巻鋤簾(そこまきじょれん)  熊手の様な柄のついた道具に、砂をすくう布状のものと綱をつけた道具で、熊手で底をかきながら土砂がたまったところで綱を曳いて土砂をすくう道具。
8 壱挺立轆轤船(いっちょうだてろくろせん)  鋤簾を曳くためなどに用いる綱を巻きとる轆轤を1基、設置した船。
9 二挺立轆轤船(にちょうだてろくろせん)  綱を巻きとるための轆轤を2基、設置した船。
10 土砂積船(どしゃつみせん)  浚渫した土砂を積み込むための船。
11 底巻船(そこまきせん)  轆轤船に底巻鋤簾を設置して、浚渫作業した船。
12 石積船(いしつみせん)  石を海上輸送などするために2基の轆轤を設置し、帆柱を設けてある船。
13 石釣船(いしつりせん)  石を輸送するため、船底の一部があいている船。
14 杭打船(くいうちせん)  川や海の水上で、杭を打てるように、船の上に杭打ち機を設置した船。
15 杭抜船(くいぬきせん)  川や海の水上で、杭を抜くため、船と杭抜き機を合体させた船。


  【各工法の読み方について】
道具や船などの読み方は、地域や職人によって異なる場合があります。ここでは参考としてフリガナを振りました。


  図面出典: 大蔵永常 『農具便利論 下巻』 1822 国立公文書館所蔵




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