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河川局

Topics 記者発表

3.河川(湖沼等を含む)の水質


○河川のBOD75%値※は全体の90.1%が3mg/L以下の良好な水質

・平成14年の河川の水質は、全調査地点の90.1%でBOD75%値が3mg/L以下となっており、平成13年と比較すると0.9ポイント増加した。 ・BOD75%値が10mg/Lを超える汚濁の著しい地点は、全体の0.3%であり、前年の0.4%よりやや減少している。



図−7 BOD75%値ランク別割合(河川)



図−8 BOD75%値ランク別割合の経年変化(河川)

※75%値:BODやCODに係る環境基準の達成状況は、公共用水域が通常の状態(河川にあっては低水流量以上の流量)にあるときの測定値によって判断することとなっているが、現実には低水流量時の水質の把握が困難であることから、測定された年度のデータのうち、75%以上のデータが基準値を達成することをもって、評価することとしている。例えば、毎月1回測定している場合、1年間の12個のデータのうち水質の良い方から9番目のデータが75%値となる。

○主要河川は良好な水質を維持

・各地方を代表する主要河川においては、BOD75%値が概ね2.0mg/L以下の良好な水質を維持している。



図−9(1) 主要河川の代表地点におけるBOD75%値の経年変化



図−9(2) 主要河川の代表地点におけるBOD75%値の経年変化



図−9(3) 主要河川の代表地点におけるBOD75%値の経年変化

○湖沼等におけるCOD75%値はほぼ横這い

・湖沼等における水質では、COD75%値が3.0mg/L以下の調査地点の割合が56.4%となり、前年を1.7ポイント上回ったが、近年はほぼ横這い状態である。



図−10(1) COD75%値ランク別割合(湖沼等)



図−10(2) COD75%値ランク別割合の経年変化(湖沼等)

・霞ヶ浦の湖心地点では、CODは近年、若干良好な値を示している。総窒素は若干変動があるもののほぼ横這い。総リンは長期的には増加傾向にある。



図−10(3) 主要湖沼代表地点における水質の経年変化
霞ヶ浦 湖心

・琵琶湖の北湖安曇川沖中央地点では、CODはやや悪化の傾向を示しており、総窒素はやや改善傾向である。なお、総リンは環境基準を満足している。



図−10(4) 主要湖沼代表地点における水質の経年変化
琵琶湖(北湖) 安曇川沖中央

・琵琶湖の南湖大宮川沖中央地点では、CODは平成13年までやや悪化傾向を示したが、平成14年は改善している。総窒素、総リンはともに平成13年よりも改善している。



図−10(5) 主要湖沼代表地点における水質の経年変化
琵琶湖(南湖) 大宮川沖中央

・中海の湖心地点では、CODは赤潮の発生があった平成7年との比較では良くなっているが、平成13年までやや悪化の傾向を示していたが、平成14年は改善している。総窒素及び総リンは昨年よりも良くなっているが、平成13年に続き改善してきている。



図−10(6) 主要湖沼代表地点における水質の経年変化
中海 湖心

・宍道湖のNo.3湖心地点では、COD、総窒素及び総リンともに近年ほぼ横這い傾向を示している。



図−10(7) 主要湖沼代表地点における水質の経年変化
宍道湖NO.3 湖心



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