平成15年 全国一級河川の水質現況(概要)
国土交通省は昭和33年から一級河川における水質調査を実施し、昭和47年からは全国一級河川の水質調査結果を取りまとめ、公表している。
本資料は、平成15年(暦年)における全国一級河川(109水系)の水質調査結果の概要をとりまとめたものである。
○大半の河川ではサケ、アユが生息しうる水質
平成15年は例年と比べて水質が良好であり、環境基準を満足している地点の割合は88%に達し、過去最高の値となった。主要な河川の平均BODでは97.5%がサケ、アユが生息しうる良好な水質(3mg/ℓ以下)であった。
○下位5河川の水質は、ここ20年で大幅に改善 (コイ、フナが生息しうる水質に改善)
アユが生息しうる水質である牛淵川が新たに下位5河川にランクされるほど大幅に改善されている。
綾瀬川 15.3mg/ℓ→ 4.9mg/ℓ
大和川 12.2mg/ℓ→ 5.3mg/ℓ
○約8割の川で泳ぐことが可能
水浴場判定基準によると、約8割近くの川で泳ぐことが可能である。
○コイヘルペスウィルスは水質と関係なく発生
平成15年11月に我が国で初めてコイヘルペスウィルス(KHV)が発生した。水質が良いところでも悪いところでも発生している。
なお、平成15年度の内分泌撹乱物質に関する実態調査結果については、別添資料に詳細をまとめている。
・水質調査について (PDFファイル 122KB)
・平成15年 全国一級河川の水質現況 (PDFファイル 2.38MB)
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問い合わせ先 国土交通省 |
03-5253-8111(代表) |
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03-5253-8447(直通) |
河川局 河川環境課 |
課長補佐 小山 勝久 (内35462) |
課長補佐 宮藤 秀之 (内35452) (内分泌撹乱物質調査部分) |
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