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河川局

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記者発表

渇水状況報告(8月26日現在)



平成17年8月26日
国土交通省河川局

 台風第11号の降雨により、近畿から東海地方にかけての渇水は木曽川及び加古川を除き解消しました。しかし、四国地方では吉野川、那賀川及び仁淀川で取水制限を実施中です。
 吉野川では、早明浦(さめうら)ダム上流域で台風による降雨が無く、このまま雨が降らなければ9月1日〜2日頃に早明浦ダムの利水容量が再びゼロとなる見込みで、その後は発電専用容量から緊急放流し、徳島県及び香川県の水道用水への供給を行うこととなります。


全国の渇水情報については、河川局ホームページに掲載しています。
(https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/bousai/saigai/kassui/indexh17.html)

1.全国の渇水状況(8月26日現在)

一級水系109水系のうち今週初めには10水系で取水制限を行っていましたが、その後の台風等の降雨によって5水系で解除し、現在、5水系で取水制限が実施されています。


【取水制限を継続している一級水系】

木曽川(きそがわ)(岐阜県・愛知県)、加古川(かこがわ)(兵庫県;農水)

吉野川水系(吉野川(よしのがわ)(徳島県・香川県)および銅山川(どうざんがわ)(愛媛県))、

那賀川(なかがわ)(徳島県)、仁淀川(によどがわ)(高知県)


【今週これまでに取水制限を解除した一級水系】

22日 物部川(ものべがわ)(高知県)

23日 矢作川(やはぎがわ)(愛知県)、宮川(みやがわ)(三重県)

25日 紀の川(きのかわ)(和歌山県・奈良県)

26日 豊川(とよかわ)(愛知県)


2.吉野川(早明浦ダム)の渇水の状況

早明浦ダムの利水容量が19日にゼロとなり、発電専用容量からの緊急放流を開始しましたが、その後の前線による降雨によって貯水量が回復したため、20日に緊急放流を停止しました。

早明浦ダム上流域で台風第11号による降雨は無く、26日午前零時現在の早明浦ダムの貯水率は7.6%(平年比9.0%)。また、75%の取水制限を継続中です。


【今後の見通し】
  • このまま降雨がなければ、9月1日〜2日頃に、利水容量が再びゼロとなる見込みです。
  • 8月17日の吉野川水系水利用連絡協議会の決定に基づき、利水容量内がゼロとなった時点から、再度、発電専用容量からの緊急放流を実施することとなります。
  • なお、サツキマスなど魚類の移動や水質への影響を最小限に抑えるため、緊急避難的に異常渇水時の吉野川の保持流量を毎秒7トンとし、それを上回る水量については、市民生活や営農に重大な支障が生じないように緊急取水を認めることとしています。
全国の渇水状況(8月26日現在)(PDF 73.7KB)
これまでに取水制限を実施した河川(8月26日現在)(PDF 89.5KB)
吉野川水系早明浦ダム貯水容量図(8月26日現在)(PDF 75.2KB)

問い合わせ先
河川局河川計画課河川情報対策室
 課長補佐横田寛伸(内線:35392)
 電話 5253-8111
夜間直通 5253-8446



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