平成20年2月3日及び6日に桜島昭和火口において爆発的噴火が発生し、九州地方整備局では、2月4日、8日、13日にヘリによる上空からの観測を実施し、火砕流の堆積物及び降灰の状況を確認したところです。 今後、降雨により土石流発生のおそれがあることから、有村川において砂防えん堤に空き容量を確保し土石流を捕捉するための緊急除石工を2月15日から無人化施工により実施し、下流の居住区域及び国道等に対する土砂災害対策を促進することといたしましたのでお知らせします。 なお、桜島では昭和51年から直轄砂防事業により土砂災害対策を進めており、今回の噴火に対しては、2月11日から有人で除石工に着手していたところですが、火山噴火による噴石に備えて同地方整備局の無人化施工機械を管内から緊急配備したものです。 国土交通省では、今後とも、土砂災害に対する安全と安心を確保することにより地域の発展を支援して参ります。