中流域に位置する鶴田ダムは、水位が低くなる6月上旬から9月上旬まで、ダム湖完成で沈んだレンガ造りの曽木発電所(1906年建設)遺構が姿を見せ、伊佐市の観光資源となっています。鶴田ダムでは、ダムへの理解や関心を深めてもらおうとダム内部の操作室などへの案内を行っています。
また、伊佐市や湧水町では、カヌー、カヤックなどのウォータースポーツが盛んであり、伊佐市湯之尾地区では、GWに開催される「いさドラゴンカップ」は多くの人たちでにぎわいをみせています。湧水町轟地区では、カヌースラローム大会が開催されており、両地区とも平成32年のかごしま国体の競技会場として決定しています。
(伊佐市湯之尾地区のかわまちづくり)
湯之尾地区では、ドラゴンボートやカヌー、カヤックなどの競技や高水敷を活用したパークゴルフなどが盛んに行われています。一方で、伊佐市は、安全で安心して暮らせる快適な生活空間づくりを図るとともに、災害に強い安全で安心なまちづくりを進めていくことになりました。これを受けて、カヌー競技イベントや水辺体験活動とも連携を図り、広い親水スペースや温泉等の地域資源を活かした交流拠点・観光拠点としての、魅力あるまちづくりを進めるとともに河川利用上の安全性の向上を図るため、「湯之尾地区かわまちづくり」について住民代表の方々も参加した検討が平成21年度から始まり、その結果、平成23年2月に湯之尾地区かわまちづくりが国土交通省のかわまちづくり計画に登録されました。