１．監査等実施状況

平成23年度における自動車運送事業者に対する監査等実施件数は、13,675件であり、前年度に比べ907件（7.4%）増加した。

業態別では、乗合バス事業者435件（対前年比36件（7.4%）減）、貸切バス事業者1,810件（同210件（10.3%）減）、タクシー事業者4,395件（同487件（12.4%）増）、トラック事業者7,035件（同666件（10.4%）増）であった。

２．行政処分の状況

（１）事業許可取消処分

事業許可の取消処分は、28件行っており、前年度に比べ3件減少した。内訳は、違反行為に対する累積点数が基準を超えたことによるタクシー事業者2件、トラック事業者3件となっている。残りの23件は、所在不明によるものでトラック事業者23件となっている。

（２）事業停止処分

事業停止処分は、101件行っており、前年度に比べ28件増加した。このうち15件は、悪質違反を伴う重大事故を惹起した事業者や違反行為を下命容認した事業者であり、トラック事業者15件となっている。残りの86件は、違反行為に対する累積点数が基準を超えたことによるもので、貸切バス事業者1件、タクシー事業者3件、トラック事業者82件となっている。

（３）車両停止処分

車両停止処分は、2,626件行っており、前年度に比べ266件増加した。

自動車運送事業者に対する行政処分状況の年度別推移