使用者は、自動車を保安基準に適合するよう維持しなければいけません。使用者には点検及び整備の義務があり、日常点検整備及び定期点検整備が定められています。
使用者は、自動車を保安基準に適合するよう維持しなければいけません。また、点検及び整備の義務があり、日常点検整備及び定期点検整備が定められています。
ブレーキ | ペダルの踏みしろが適当、ききが十分であること。液量が適当等 |
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タイヤ | 空気圧が適当、亀裂、損傷、異常摩耗がない ディスク・ホイールの取付状態が不良でない |
バッテリ | 液量が適当 |
原動機 | 冷却水、エンジンオイルの量、ファンベルトの張り具合が適当等 |
灯火装置及び方向指示器に損傷がない | |
ウインド・ウォッシャ液量、ワイパー払拭が良好等 | |
エアタンクに凝水がない | |
運行において異常が認められた箇所 |
事業用自動車については、1日1回その運行の開始前において日常点検をしなければいけません
かじ取り装置 | パワー・ステアリングの緩み及び損傷等 |
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制動装置 | ブレーキ・ペダル及び駐車ブレーキのきき具合等 |
走行装置 | ホイール・ナット及び同ボルトの緩み等 |
緩衝装置 | サスペンション(スプリング)の損傷等 |
電気装置 | 点火プラグの状態、点火時期等 |
原動機 | 低速及び加速の状態、排気の状態等 |
動力伝達装置(クラッチ)等 | |
ばい煙、悪臭のあるガス等の発散防止装置等 | |
その他(マフラ、車枠及び車体等) | |
運行において異常が認められた箇所 |
事業用自動車については、3月ごとに定期点検しなければいけません
整備管理者制度は、事業場における点検・整備を徹底することにより事故の防止、環境の保全を図ることを目的とした制度です。
整備管理者を選任する際は、道路運送車両法施行規則第三十二条に基づき「整備管理規程」を作成いただく必要があります。
下記に、一例を掲載しておりますのでご覧ください。
また、補助者を置く場合には、整備管理者選任前研修の内容について教育を行う必要が生じます。その際は、以下の資料や地方運輸局等で作成している研修資料を活用いただきますようお願いします。
資料は下記PDFをご覧ください。