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関門海峡は,北九州市門司区部埼から下関市六連島に至る長さ約15海里の海
峡で,大きく湾曲して見通しが悪く,海峡最狭部の門司埼沖では,可航幅が約500mしかなく,潮流の流速も最強時は9ノットを超えることもあります。この
ような航海の難所を1日約600隻もの船舶が往来しており,急速な経済発展を続ける中国や韓国など東アジアへの玄関口として外国船の通峡も多く,まさに海
上交通の要衝となっています。また,関門海峡のほぼ全域が港則法の適用海域となっており,近年,関門航路の延長・拡幅・直線化,彦島導灯の新設,灯浮標の
同期点滅など航路環境が整備され,さらに,右側通航の義務化などによって交通流が整流されたことから,通峡船舶にとって安全性が一段と向上しました。 そこで今回は,狭水道シリーズの第二弾として,我が国有数の航海の難所であり,源氏と平家の「壇之浦の合戦」でもお馴染みの「関門海峡早鞆瀬戸」にス ポットを当ててみることにしました。 |
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