『民間賃貸住宅に関する相談対応事例集(再改訂版)』のダウンロード
●事例集の位置付け
事例集は、平成23年3月に、民間賃貸住宅の賃貸借関係紛争にかかる相談者等が相談を実施する際に活用できる事例等の小冊子として作成されたものです。
主な相談と考えられるものについて項目別に整理し、想定質問を作成し、その対応について例として示しています。あくまでも例を示すものであり、法的な見解を示すものではないことに留意ください。
なお、事例集は平成24年2月に「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の変更を反映する改訂を行い、令和4年3月には令和2年4月から施行された改正民法の内容や民間賃貸住宅の賃貸借実務における近年の動き等を反映する改訂を行っています。
●事例集の使い方
■冒頭は、相談・トラブルの統計的な記載です。
■質問項目は、相談者の立場別に、3部に分かれています。
1.借主からの質問
この中は、時系列にそって、3章に分かれています。
第1章:入居前
第2章:入居中
第3章:退去時
2.連帯保証人からの質問
3.貸主からの質問
※巻末の参考資料には、質問項目別索引のほか、各種書式例や相談先、トラブルの迅速な解決にかかる制度の紹介などが掲載されています。
●令和4年3月の改訂のポイント
[1]改正民法及び最近のトラブルへの対応
・改正民法によって賃貸借実務の相談対応に影響が生じると考えられる事項(極度額の定め等)を中心とした、Q&Aの新設、既存解説の更新
・インターネット環境や、家賃債務保証業者の活用の増加など、賃貸借契約実務において、より重要性を増している事項について、Q&Aの新設、既存解説の更新
・改正民法の適用関係についての解説
[2]情報のアップデート
・賃貸借実務に関連する最高裁判例や国の新たな制度の追加
・アンケート結果等データの更新
[3]利便性の向上
・わかりやすい表現への修正
・参考条項へのアクセスの向上(QRコードの追加等)